2018年7月22日(日)晴れ
いよいよ全日本選手権本番がやってきました。
シューズも新調して気合いが入っていたのですが
レース用ヘルメットを忘れてしまって
車に常備している予備ヘルメットを被ることに。。。(笑)
なんか気合いが入らないですね~。

気温はグングンと上昇して30℃以上。
周回数も4周のはずでしたが
熱中症対策で1周減って3周となりました。
私にとってはありがたいです。(笑)
アップは裏の林道を数往復とローラーを少しだけ。
この暑さでは、あまりアップをやりすぎると
スタート前からオーバーヒートしてしまいます。(笑)
スタートは10:06。
レース前に盛り上がっています。(笑)

マスタークラス全員集合。
全国からこんなに沢山のオヤジレーサーが集まりました。
これだけ大勢のマスター選手が集まるのは全日本ぐらいです。

招集が始まりました。

2番コールなので、
最前列の真中をゲット。
太陽がジリジリと照りつけて
待っているだけで汗が噴き出してきます。

マスタークラスは30、40、50と分けて日本一が決まりますが
スタートは一斉スタート。

前回の5月の富士見では最初の登りで
隣の選手の斜行のおかげで落車してしまい出遅れてしまったので
今日は落車に気を付けて登って行きます。

最初のシングルトラックへは若手マスターに続いて
5~6番手ぐらいで入って行きました。
一気に一番下まで下って長い登りへ。
ここは日陰ですが風が通らないので
ドンドンと体に熱気が溜まってきます。
廻りを見回してみるとマスター50の選手はおらず
現在、マスター50ではトップ。
総合では7~8位ぐらいか。
今回のレースはマスター50で優勝するのが第1の目標
30、40クラスの選手とは競う必要はありません。
この暑さだと無理をすればオーバーヒートしてしまい
足が回らず一気にスピードダウンしてしまいます。
富士見の全日本は何度も走っていますが
いままでオーバーヒートしなかったことが無いぐらい。。。(笑)
とにかく他のクラスの選手は気にせずに
最後までマイペースを貫いて無理せずに走る事にしました。
バトルするのはマスター50の選手だけ。
途中のフィードで小嶋くんから冷水のかけ水をもらい
なんとかパワーが維持できています。
氷水のかけ水はは強烈に効きますね。(笑)
今回のコースはゲレンデの芝生の登りが何か所か増えていて
ここが意外と暑くてきつい。
芝生は熱気がこもっています。

オフィシャルフィードの水は
かなり温いのでクールダウンにはなりません。

1周目は総合8位、マスター50はトップで通過。
まだ2位の選手は見えていません。
追い上げてくるのは誰だろう?
あと2周頑張らないと。。。
樹林の登りで2人抜かれましたがクラスが違うのでOK。
無理して追いかけません。
一番奥のゲレンデの芝生の登りで
2位の澤田さんの姿が見えて行きました。
しかし、まだ距離はかなりあります。
澤田さんには5月の富士見で
同じパターンで最後に抜かれているので要注意。
しかし、これだけ距離が開いていれば
オーバーヒートさえしなければ逃げ切れそう。
コース最後の芝生の登りは暑くて死にそうです。(笑)
小嶋くんのかけ冷水の水だけが頼りです。


そして2周目は総合10位で通過。
いよいよ最終周回へ。
後ろからは塩見さんが迫ってきていますが
塩見さんはマスター40なので焦らない、焦らない。
一番奥の登りで振り返ると
澤田さんとの距離は少し開いた感じ
後は下りでミスをしないように走るだけ。


無事に下り切って連続バンクを越えたら最後の芝生の登り。
ここで塩見さんが前に出て行きました。
後ろを見ると澤田さんはかなり後方。
このまま逃げ切ればマスター50日本一。

ミスをしないように最後まで走り切って
マスター50トップでゴール!!
総合は11位。

ゴールしたらビニールプールが待っていました。
これはありがたい。
しばらくして牧野さんが3位で戻ってきました。

マスター50の順位は
2位は澤田さん、3位が牧野さんとなりました。
牧野さんは今年はBBQで走っています。
澤田さんは後半の粘りが凄いのですが
今日はなんとか最後まで逃げ切りました。

そして表彰式。
全日本の表彰台の真ん中に立てるなんてまるで夢のよう。
念願の全日本チャンピオンジャージを着ることができました。
今シーズンからマスタークラスは30、40、50と別れたため
全国の50歳以上のオヤジレーサーが目指しているジャージ。
その最初の1枚を着ることができて本当に嬉しいです。

マスタークラスの各クラスチャンピオン集合写真。
竹谷さんは来年からマスター50なんです。
更にマスター50が熱くなりますね。(^^)
マスター40のバトルも更に激しくなるのは確実です。

下の写真は巨匠に撮影してもらいました。
今年は一緒に走れなくて残念です。
来年はよろしくお願いします。(^^)

今年はこのS-WORKSで5勝しています。
あと何勝できるか分かりませんが
CJシリーズ後半戦も頑張ります。(^^)

帰る途中で小淵沢のほうとうのお店へ。
まずはノンアルビールで最初の祝杯。

暑い日には熱いほうとうを食べます。
レースで相当汗をかいたので燃料補給と塩分補給。

途中で立ち寄った境川PAでは
車から降りたら40℃を越えていそうな熱風が吹いていたので
思わず信玄餅ジェラート。(^^)

最後に地元の道の駅へ野菜を買いに立ち寄りました。
道の駅清川は
この前テレビの特番で取り上げられて有名になりました。
かなり頑張っています。(^^)

ここのメグコロが揚げたてで美味しいですよ。(^^)

帰宅して荷物を片付けてから地元の別所温泉へ。
そしてやっとビールで祝杯を挙げることができました。

私はとにかく暑さに弱くて毎年、全日本ではボロボロ。
マスタークラスでも何レースか走りましたが
いつも総合20位あたりがいい所でした。
エリートで走り始めてからも後ろから数えた方が早い順位。
今年はマスタークラスが30,40,50の年代別になって
全日本ではマスター50日本一を決めるレースとなりました。
これはもう日本一を目指すしかありません。
とにかく暑さ対策をしなければどうにもならないので
この夏はトレーニング方法を変えました。
暑い登りで耐えられるカラダ作りと言うことで
暑い中でのヒルクライムトレーニング+インターバルを中心に始めました。
自宅から1kmも走れば半原越え(片道約5km)の峠があるので
その気になれば毎日でも登れます。(笑)
でも練習は週に2~3回。
時間はレースと同じ1時間半程度を体調と相談しながら
その日に出せる力を出し切って追い込みます。
パワーメーターやスピードメーターなどを見たりはしません。
最初の10分で脚の調子をみて
調子が良ければ上げていくし
調子が悪ければ絶対に無理はせずにペースダウンして
走る時間も減らします。
この年齢になると(もうすぐ57歳)オーバーワークになってしまうと
回復に時間がかかり練習どころではなくなってしまいます。
6月の上旬には疲労が一気に出てきて
完全に回復するのに2週間かかりました。
山岳ガイドの仕事でも体力をかなり使うので
整体には週に2回は行ってカラダのメンテナンスをします。
レース2日前には、田沢湖の時からお世話になっている
アキュパワー鍼灸院でコンディショニング施術をやってもらっています。
などなど、 今年は体調を見ながら無理をしない程度に
暑さの中でのトレーニングと体調管理をしっかりとやってきました。
毎月の月間走行距離は約350km程度とかなり少ないですが
高負荷トレーニングが中心です。
レース前日の日本酒はいつもより控えめに。(笑)
本当は飲まなければいいのですが、
レース前のお楽しみが無くなってしまったら
レースにも力が入りません。(笑)
バイクの整備はいつもお世話になっているSBC厚木店で。
レース本番では
小嶋くんの冷水フィードが強力なサポートになりました。
ボトル一杯の氷水を全身にかけると生き返ります。(笑)
一度も失敗することなく渡してくれて本当にありがたかったです。
そしてレース中にもらったたくさんの方の応援も大きな力になりました。
カッコいい写真をいつも撮影していただいている
伊東さん他、カメラマンの方々にも感謝です。
写真はいつもブログに使用させていただいています。
そしてトレーニングや食事などにも気を使ってくれた奥さんに本当に感謝です。
たくさんの皆さんのお陰で掴むことのできた全日本タイトルです。
本当にありがとうございました。(^-^)
