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 今週末は丹沢の谷太郎川流域でクライミングクラブの救助訓練を実施した。
 
 掲載しているのは、

 訓練場所の地図

 写真は
 ・ チロリアンブリッジ
 ・ 15mの岩壁を負傷者を背負っての懸垂下降(着地したところ)
 ・ 15mの堰堤での1/3で負傷者の引き上げ

 訓練内容は下記の通り。

2005年11月26日(土)晴れ

Aパーティ
(リーダー)T
(メンバー)6名

Bパーティ
(リーダー)S
(メンバー)6名

・ 左足首を骨折した負傷者を想定して傷の処置
・ 谷太郎川の駐車場から河原まで負傷者を背負って懸垂下降
・ 谷太郎川を渡って負傷者を搬送
・ 支流にある15m程の堰堤を木を支点にして引き上げ
・ 堰堤の裏にある稜線まで負傷者を背負って引き上げ
・ 登山道を稜線上部まで搬送
・ 稜線上部から下の登山道まで急斜面を負傷者を背負って懸垂下降
・ 谷太郎川にチロリアンブリッジを張って負傷者を対岸に移動
・ 対岸から再度チロリアンブリッジで負傷者を移動
・ 負傷者を登山道から駐車場まで搬送

 夜は自宅に集まって忘年会。酔っぱらってマイボードでボルダー大会が始まって盛り上がった。

2005年11月27日(日)晴れ

Aパーティ
(リーダー)F
(メンバー)4名
Bパーティ
(リーダー)K
(メンバー)4名

・ 左足首を骨折した負傷者を想定して傷の処置
・ 谷太郎川の駐車場から河原まで負傷者を背負って懸垂下降
・ 谷太郎川を渡って負傷者を搬送
・ 支流にある15m程の堰堤にリングボルトを打って支点にして引き上げ
・ 堰堤の裏にある稜線まで負傷者を背負って引き上げ
・ 15mほどの岩壁を負傷者を懸垂下降又は引き下ろし
・ 岩壁の上部から20m程先の登山道までの間にある谷の真ん中にいる
  負傷者をエレベーター式チロリアンブリッジで引き上げて登山道まで移動

 以上の内容を実施しました。

 訓練に参加した主要メンバーも、救助訓練で使用する技術や手順をよく覚えていて去年と比べると格段にスピードアップしていてビックリするほどだった。

 何年も救助訓練を続けてきた成果が出てきたので、俺も嬉しい限りだ。救助訓練を始めた頃は手とり足とりの状態で一つの技術をスムーズにこなすまでにかなり時間がかかっていたが、今年の訓練では各パーティのリーダーに任せておけば俺は安全面に気を配る程度で、技術的な事にはほとんど口を出すことがなかった。

 これだけのメニューがスムーズにこなせれば万が一の場合にでも安全確実な救助活動ができると思う。

 実際にクラブのメンバーが何度か他のパーティの事故に遭遇して、リーダーとなって救助活動をして日頃の訓練の成果を実践したこともある。

 とにかく自分たちが事故を起こさなくても他の事故に遭遇する可能性もあるので、クライミングをやる以上は救助技術をしっかりと身につけておかなければならないと思う。

 ではでは。