(その1)より続く。。。
ちょっとトイレに行っているともうスタート位置に集合が始まっている。
しまった!!
これではもう最前列に並ぶことが出来ない。(笑)
今回のBR-2の選手は約180名とかなり大人数だ。
結局俺が並んだのは真ん中ぐらいの一番右端。
俺は大集団の中ではコースの端を走るのが多い。
真ん中で走っていると落車に巻き込まれる可能性が大きいからだ。
去年の「いわきクリテ」の時はコースの端を走っていたおかげで
3回も目の前の落車をかわすことが出来た。
さてさて、
スタート時間が近づいてきた。
BR-2は約6kmのコースを12周72km。
08:15にスタート!!
司令塔横の下りでスタートしていく。
最初は大集団も固まっているのでなかなか動くことができない。
回り込んでホームストレートの登りになって少しずつ前の選手をかわして前に出て行く。
それでもまだ先頭付近まではほど遠い。(笑)
下りに入ってヘアピンカーブを抜けるとまた登りが始まる。
ここで右端からダッシュをかけて一気に前方に出て行く。
心臓破りの坂が終わった頃にはやっと先頭付近に出てきたぞ。(^o^)(^o^)(^o^)
やっぱり前を走らないと。
1周目はまだ集団から抜け出すことが出来ずにスタートラインを通過。
回り込んでホームストレートの登りになる頃にはやっと先頭に出てきた。
先頭集団の絶好のポジション。
1周目でアップも終わったし2周目からはガンガン走るぞ!!
2周目は先頭を数名で交代しながら走り心臓破りの坂へ突入。
この先で先行している2名をかわしてトップでスタートラインを通過!!
やっぱり先頭は気持ちがいい。(笑)
そして運命の3周目に突入!!
絶好調で鬼引き中。。。
先頭集団まで追い上げてきてトップも引いたし、
まだ2周が終わったばかりでまだ10周もあるので、
「ここで少し足を休めておこう」 と思ったのが大きな間違いの始まりだった!!
ヘアピン先の登りでダッシュすれば先頭にはすぐに戻れるくらいの位置で休もうと思い。
ホームストレートの登りで少しスピードダウンして20番手ぐらいまで下がった。
いつもならコースの端を走るのだが、
右端に出ようと思っても大勢の選手が右から抜きにかかってきて
コースの右端に戻れずに真ん中ぐらいで下りに突入。
「まぁBR-2だしこんなところで落車はしないだろう」
と甘く見過ぎていた。
ヘアピンコーナーの2つ手前のバンク気味の左コーナーの入口にさしかかったところ。。。
突然、
俺の2台前の選手が落車!!
ブレーキをかけすぎて後輪がロックしたのか横滑り状態。
すぐ目の前の選手が激突。
ヤバイ!!
瞬間的に落車選手の動きを見て右からかわそうとした。
「よしかわせるぞ!!」
と思ったら、
左コーナーなので遠心力で落車した選手と自転車が右側に滑ってきた。
あとほんの数センチあったらかわせたのだが。。。
フロントから突っ込んでしまった。
下りのコーナーなのでスピードはどれぐらい出ていたのだろうか?
かなりのスピードが出ているのは確かだ。
フロントからもろに突っ込んでいったので自転車もろとも前転して前に投げ出された
らしい。。。
かなり飛んだかも。。。
一瞬の出来事だった。。。
すると、
ガシャガシャガシャ!!
下りのコーナーなので視界が悪く次から次へと後続の自転車が突っ込んで来た。
大落車!!
俺はすぐに起き上がってスコットくんに近づいていくとチェーンが外れている。
「早くチェーンを入れて再スタートしなきゃ」
と思いしゃがんで足を見たところ。
左足が血だらけで膝下がザックリとえぐれているではないか。。。
「なんじゃこりゃ~!!」
再スタートどころではない。
スコットくんを持ってコースの端まで移動してカラダを再チェックしてみると、
どうやら骨折はないようだが、
左半身の太もも、肘、上腕、肩に擦過傷が出来ている。
足の傷は長さ7cmぐらいで深さは2cmぐらいはある。
切り傷ではなく何かでえぐられてしまったようだ。
先に落車した選手のチェーンリングの歯が足に刺さって肉をえぐってしまったのかもしれない。
最初は走って戻ろうと思っていたが到底走れる状態ではないので
救護車が来るのを待つ事にした。
待っている間に傷口の写真を撮ろうと思ったが(笑)
あまりに気持ち悪いのでやめてしまった。(爆笑)
怪我をしているのは俺の他には2人いて、
1人の選手が、
「傷口を洗ってください」
と言って水の入ったボトルを置いて行ってくれた。
どこのチームの選手が覚えていませんがありがとうございました。m(_ _)m
その選手は軽傷らしくしばらくして走っていった。
もう1人は顔が血だらけでもう走る気力は無くしているようだった。
俺は走る気力はあるのだが足の怪我だけに走りたくても走れない。
「くそ~~!!」
自転車レースには落車はつきものなので仕方ない事なのだが、、、
俺は自転車で走るときには何があるか分からないのでいつも携帯電話を持っている。
今田さんに電話をするがなかなかつながらない。
そのうち救護車が来て2人とも収容された。
コースを1周グルッと回って行かなければ大会本部には戻れない。
コースを走っている選手を見ていると悔しさがこみ上げてくる。
調子もよく先頭集団で走っていただけに余計に悔しい。。。
あの大落車でどうやら集団が割れてしまったみたいだ。
第2集団だろうか、
ブログ仲間の十三峠マニアさんが先頭を引いている。
ガンバレ!!
俺の熱い視線で無言の応援をする。
(その3)へつづく。。。
(レース参戦記録)
2008年 http://www.big.or.jp/~arimochi/2008.race.html
2007年 http://www.big.or.jp/~arimochi/2007.race.html
2004~2006年 http://www.big.or.jp/~arimochi/race.kiroku.html
2008年 http://www.big.or.jp/~arimochi/2008.race.html
2007年 http://www.big.or.jp/~arimochi/2007.race.html
2004~2006年 http://www.big.or.jp/~arimochi/race.kiroku.html