(その2)より。。。


この長い下りは舗装道路も混じっている。

5月の王滝100kmで

ゴール前の下りになっていた場所だ。


この下りでプロの小野寺選手に抜かれた。

スーパーフライのフルサスに乗っていて

下りが快適そうだ。


この後で

舗装道路の下りでスピードを出しすぎて

コーナーが曲がりきれない。。。


ここでパニックブレーキになったら

ブレーキをロックさせてしまい落車になるのは間違いない。


なので

バイクを倒さずにまっすぐに立てて

車のポンピングブレーキのように

少しずつブレーキをかけて

スピードを落とせるだけ落とした。


そして目の前にコース横の草むらが迫ってきた。

草むらにフロントから突っ込む。


これが谷側だったら谷に落ちていたが

山側だったので止まってくれた。


一瞬の判断だったが

落車もなく草むらに突っ込んだだけで

すぐにコースに復帰することが出来た。


いや~危なかった~。


その隙に

すぐ後にいた55番の選手に抜かれてしまう。


下り切ったら

5月のゴール付近を通過してCP1への登りが始まる。

この登り口でプロの松本選手が停まっていた。

パンクかな??


俺が来たらすぐにスタートしていったのでパンクではないらしい。

後で松本選手に聞いたら

ボトルゲージのボルトがゆるんでいたので締め直していたとのこと。


その後は凄いスピードで走り去っていった。さすがに速い。。。


しばらく登っていくと

さっきの下りで抜かれたプロの小野寺選手に追いついた。

なんか調子が悪そうだ。


並んだときに

「フルサスいいですね~。」

と声をかけると

「下りでカッ飛べますよ~。」

と言っていた。


俺もスーパーフライのフルサスがほしい。。。(笑)


距離5km、標高差500mの登りを登り切ったら

最初のチェックポイントのCP1を通過。


ここで順位を聞いたら

総合8位、120kmで4位と教えてくれた。

表彰台に登るためにはあと1人抜かなければならない。


しかし

欲を出して走っていると無理をすることになり

落車やパンクの原因にもなるので

あくまでマイペースを貫いて走っていく。


遅れてきた選手を抜けばいいし

追いついてきた選手がいたら先に行ってもらえばいい

同じクラスだとしても

慌てて追走する必要はない。


そのうち赤ゼッケン26番の選手が追いついてきた。

この選手は今年の全日本選手権マスターチャンピオンだ。


しばらく55番、26番の選手とバトルをしながら一緒に走っていく。

バトルと言っても自分のペースは大きく変えない。

抜くときにダッシュをかけたらまたマイペースに戻す。


短いアップダウンを繰り返して標高350mほど下ると

左手に湖が見えてくる。

この湖畔はフラットになっているので

俺が先頭に出て鬼引き??(笑)


湖畔を過ぎると次の登りが始まる。

ここの登り口で26番の選手がアタック!!

逃げ始めたが

俺は追走はせずにあくまでマイペースを貫いていく。


ここの登りでフロントタイヤから嫌な音が聞こえてきた。


タイヤが回るたびに

「プシュー、プシュー」

と言う音が。。。


どうやらパンクしたらしい。

しかし、

ここでパンクの神様が守ってくれた。


しばらく走っていると

NO TUBEが効いたのか音がしなくなった。

穴を塞いでくれたみたいだ。


やっぱり

チューブレスタイヤにNO TUBEを入れてきて正解だった。

これがチューブだったら

チューブ交換で最低5分はタイムロスしていただろう。


そうこうしているうちに

後を走っている55番選手の様子をみるために振り返ってみると

なにやら見慣れたジャージの選手が遠くから迫ってきている。


ライバルの小田島さんだ!!

とうとう追いついてきた。

5月の王滝100kmでは俺に軍配が上がったので

今日は29インチのフルサスを準備して気合いが入っている。


焦らずに俺は相変わらずマイペースで走っていると

小田島さんが追いついてきた。

「やっと追いつきましたよ~」

「やっぱりフルサスはいいですよ」

などと少し話をしながら走っていたが


「行けるときに先に行っておきます」

と言って先行していった。


2番目のチェックポイントCP2を過ぎて

標高1650mの

コース最高地点を過ぎると

最後のチェックポイントになるCP3までは

距離約10km、標高差約500mの下りになる。


少し距離は開いているが

フルサスの小田島さんに俺のハードティルでも

なんとか追いかけて行けている。

やっぱり西山林道のトレーニング成果が出ている。


最近雨が降っていないらしく

路面はカラカラに乾いていて

砂利もかなり多くてかなりスリッピーだ。


またオーバースピードでコーナーに突っ込んでしまい

危うく崖下に転落する所だった。

ちょっとでも強くブレーキをかけてしまうと

砂利でタイヤが滑ってしまい大落車は免れない。


自分ではどれぐらい上達しているのか分からないが

林道トレーニングのおかげでブレーキングも上達しているらしく

パニックにならずに冷静に対処できた。


去年までの俺のテクニックなら確実に落車していただろう。

その後何回かガードレールとお友達になりそうになったが

そのたびに冷静に対処できた。


やっぱりトレーニングは大切だ。


こんなことを繰り返していたので小田島さんが見えなくなってしまった。

後から見ていたがやっぱりフルサスは下りで楽そうだった。


(その4)へ続く。。。


(レース参戦記録) 
2008年      http://www.big.or.jp/~arimochi/2008.race.html
2007年      http://www.big.or.jp/~arimochi/2007.race.html
2004~2006年 http://www.big.or.jp/~arimochi/race.kiroku.html