2017年4月16日(日)晴れ


1月に谷川岳/西黒尾根をガイドした方から連絡があって

黒部アルペンルートが開通する初日から

黒部別山にガイドしてほしいとの依頼でした。


山小屋はありませんのでテント泊りの1泊2日です。


しかし土曜日が悪天候となってしまったため

日曜日に行けるところまで行くと言うご希望で

黒部に向かうこととなりました。


始発のトロリーバスに乗車するために

前夜に扇沢の駐車場で車中泊。


早朝と言うのに寒くありませんん。

天気予報では下界は夏日になるとの事。


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始発から大勢の観光客が押し寄せてきて

トロリーバス乗り場は大行列ができていました。

無事に始発に乗って黒部渓谷へ。


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トロリーバスを降りて少し歩くと

黒部ダム下に降りる出口があります。

外に出てみると雪崩のデブリで埋め尽くされていました。


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デブリは固くしまっているので歩きづらいですね。


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下に降り切ったところには橋が架かっていますが

今にも壊れそうだったので慎重にわたりました。


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黒部ダムをバックに。


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ここから先の黒部川は全て雪崩のデブリで埋め尽くされていました。


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しかし、雪崩はほとんど落ちつくしたと言った感じで

雪崩の危険は感じませんでしたが

時折、落石があるので要注意です。


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デブリの中をひたすら歩き続けます。


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今日は気温が高くて汗が噴き出してきます。


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デブリ歩きで時間がかかってしまい

予定よりも遅れて内蔵助谷出合に到着。


出合は雪が悪そうだったので

この雪壁を登って巻いて行きました。


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内蔵助谷もデブリで埋め尽くされています。


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内蔵助谷を登って行くと丸山東壁が見えてきました。

この壁にはちょうど20年前に新ルート開拓をして

1本ルートを引いたことがあります。


この時も同じ時期でしたが雪はほとんどありませんでした。

今年は異常に雪が多いですね。


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針ノ木岳の稜線が綺麗に見えています。


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丸山東壁の横を更に登って行きます。


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だんだんと傾斜が強くなってきました。


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この雪壁を登りきると内蔵助平です。

滑落すると雪の切れた沢に落ちるので要注意。


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黒部ダムから約4時間で内蔵助平に到着。

真砂岳方面が見えています。


帰りのトロリーバスの時間を考えると

ここで引き返さないと最終には間に合わないので

ゆっくりと休憩してから帰路に着きました。


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参加のゲストの方は写真はNGと言うことで

私ばかりが写っていますが。。。(笑)


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雪面が大きな雪崩で削られた跡。


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土砂交じりのデブリ。


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しかしこんなにデブリをたくさん歩いたのは

30年を超える山人生で初めてでした。(笑)


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デブリが夕日で輝いています。


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黒部ダムの最後の登り。

最初に下ったデブリを登って行きます。


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ここがトロリーバス乗り場への入り口。


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立山方面の稜線。


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帰路も約4時間かかったので

今日の行動時間は約8時間となりました。


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今回は予定変更になったために山頂までは行けませんでしたが

滅多に見ることの無い迫力のある景色を見ることができて

満足していただけたので途中まででも行ったかいがありました。

また機会をみつけてリベンジですね。

今日はお疲れ様でした。(^^)


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