2017年6月14日(水)晴れ


昨日に引き続き

今日もクライマーのための雪上技術講習会です。

今日は日帰り参加の方と合流して

雷鳥荘周辺で実施します。


イメージ 1


山々をバックに

まずは各種雪上歩行から。


イメージ 2


イメージ 3


一通り実施した後に

色々な雪面を上り下りしてもらいます。


イメージ 4


急な雪面でのキックステップやピッケルワーク。


イメージ 5


イメージ 6


イメージ 7


万が一失敗して落ちても

雪が柔らかいし下部の傾斜は緩いので安全です。


イメージ 8


イメージ 9


イメージ 10


急斜面のトラバース。


イメージ 11


続いて滑落停止。

まずはお尻で滑ってからの停止。


イメージ 12


イメージ 13


次は前のめりに倒れてからの停止。


イメージ 14


イメージ 15


続いて前転してからの停止。


イメージ 16


イメージ 17


一休みしてから

各種ギアを使用しての確保方法。


イメージ 18


デッドマンでのアンカーの作り方。


イメージ 19


スノーバーのセット方法。


イメージ 20


イメージ 21


全体重をかけても抜けなければOK。


イメージ 22


次は急雪壁の真下までリードして

スタンディングアックスビレー。


イメージ 23


イメージ 24


スノーバー2本を使用して確保支点を作成して

ジジでセカンドの確保。


イメージ 25


スノーボラードでの懸垂下降。


イメージ 26


イメージ 27


イメージ 28


イメージ 29


ピッケルでの懸垂下降。

下降後にザイルを引いてピッケルを回収します。

しかし、上からピッケルが降ってくるので要注意です。


イメージ 30


イメージ 31


イメージ 32


クレバスや雪庇から墜落した時の

停止方法と引き揚げ方法。


イメージ 33


トップに垂直の雪壁から飛び降りてもらいます。


イメージ 34


かなりの衝撃がくるので

衝撃を吸収して引きずり込まれないように踏ん張ります。


イメージ 35


仮固定用のアンカーを作ってザイルを仮固定し

引き上げ用のアンカーを作成します。


イメージ 36


引き上げ用のアンカーができたら

仮固定用のアンカーを抜き

バックアップアンカーに作り替えます。


イメージ 37


そして1/3引き上げシステムをセット。


イメージ 38


それでも重ければ

1/5引き上げシステムをセットして引き上げます。


イメージ 39


今度はトップとのザイルの間隔を少し短めにして

垂直の雪壁を飛び降りてもらいました。


イメージ 40


ザイルの伸びが少ないので

かなり引っ張られます。


イメージ 41


引きづりこまれないように

さっきの手順で引き上げ用アンカーをセットします。


イメージ 42


イメージ 43


今回は1/3引き上げシステムで上がってきました。

この講習ではミニトラクション、タイブロック、プーリーを使用しましたが

持っていなければ手持ちの装備で

アンカーはガルーダ結び、マッシャ+カラビナで引き上げシステムを作ります。

ただし抵抗が大きいので引き上げにはかなりの労力が必要です。


イメージ 44


最後にショートローピング。

急な雪壁を上り下りします。


下りでスリップしても確実に止めます。


イメージ 45


これで今回のクライマーのための雪上技術講習会は全て終了しました。

2日間とも最高の天気に恵まれて

日差しが痛いぐらいでしたが

素晴らしい景色の中で十分にトレーニングしていただくことができました。


イメージ 46


今回は遠い所まで来ていただきましてありがとうございました。

本当にお疲れ様でした。


クライマーのための雪上技術講習会に興味のある方は

こちらをご覧いただいてお申込み下さい。



立山もまだ残雪がかなり多いので

まだしばらくは開催することができます。


室堂に向かう途中で雷鳥が出迎えてくれました。(^^)

雷鳥沢と命名されていることもあり

今回は数えきれないぐらいの雷鳥を見ることができました。


イメージ 47


剱岳も綺麗に見えましたよ。(^^)

左側の稜線は早月尾根です。


イメージ 48


イメージ 49


イメージ 50