2017年8月19日(土)曇り~雨~時々晴れ
今月は明神東稜、小同心クラック、前穂北尾根に引き続き
4回目のアルパンクライミングルートで
剱岳源次郎尾根ガイドとなりました。
天候が微妙で、昨日は雨、
今日の予報は晴れになっていましたが
不安定なのでどうなるか分かりません。
夜中に空を見てみると星空も見えていたので
少しは期待できるかも。。。(笑)
出発時に雨の場合は
待機して様子を見る予定でしたが
曇り空で雨は降っていなかったので
予定通りの 04:00 少し前に出発。
別山尾根には
沢山のヘッドライトの明かりの行列ができています。

真砂方面に下って行って
雪渓に出た所でチェーンアイゼンを装着。
これは超簡単で重宝します。

先行パーティが1組いましたが
長次郎雪渓方面に向かっていきました。
振り返ると後続パーティが2~3組います。

まだ暗いですが
取付きでザイルをセットして登攀開始。

すぐにツルツルの垂直の岩が出てきます。
お助けザイルがかかっているので
これを利用して越えますが
岩が濡れているので慎重に。
その後は延々と木登りが続きます。
空も明るくなってきて
少しずつ視界も開けてきました。

途中で少し悪い岩場があって
ゲストのお一人が少し苦戦しましたが
なんとか通過。

雲も上がってきているので晴れるのか??
と期待していましたが。。。



途中で雨が降り出してきたので
レインウェアーを着て登攀を継続します。

岩が濡れているのですが
花崗岩なのでフリクションが良く効きます。

この凹角を直登。
ホールドは大きいので難しくはありません。

雨も強くなったり弱くなったり。。。


途中の花に癒されます。(^^)

Ⅰ峰のピークには 07:36 に到着。
剣沢小屋から約3時間半です。


稜線を少し歩いてⅡ峰への下りへ。

ガスがかかっているⅡ峰へクライムダウン。


岩とハイ松の境界線を登って行きます。


傾斜はありますが難しくはありません。

ピナクルの右側を通過して岩稜を通過。



鎖とシュリンゲがたくさんかかった懸垂下降ポイントに到着。
鎖を使って丁度30mの懸垂下降。
60mザイルなのでぴったり地上に着きます。


ここまで来たら
まずは一安心。

後続パーティも懸垂下降を始めました。


雲の切れ間から八ッ峰も見えます。
熊の岩にはテントが数張り。

ここから山頂までは約1時間の登りです。

(2/2)へ続く。。。
