２０１８年３月１１日（日）曇り～晴れ
今日は女性がお１人参加で
谷川岳／東尾根のガイドです。
０５：００に指導センターを出発。
雨が降って気温が下がったため
雪は固くしまっていて夏道と変わらないタイムで
一ノ倉沢出会いに到着。
もうたくさんのパーティが出発準備をしていました。
一ノ倉沢は雪崩のデブリでこんな感じです。
こんな大きなブロックの塊も。。。
このデブリの隙間を縫いながら一ノ沢出会いまで。
一ノ沢も雪崩れのデブリで埋まっていました。
かなりの人数のクライマーが先行で登っています。
今日は大渋滞する予感が。。。（笑）
左方カンテもよく氷結しており
アイスクライマーで賑わっていました。
傾斜が急になる前にザイルで確保して登ります。
シンセンのコル手前が急斜面で
カリカリのアイスバーンになっていて
ちょっと緊張します。
さて、ここから東尾根がスタート。
先行パーティがいるので追いかけます。
第１岩峰では少し順番待ち。
このころからガスが出てきて視界が無くなりました。
晴れていると素晴らしい雪稜の写真が撮れるのですが。。。
かなり急な雪壁が続きます。
この辺りも晴れていれば最高の景色なのですが
真っ白ですね。（笑）
私のバイル＆ピッケルは
昔のクェーサーコンパクト。
長さは４０ｃｍほどなので
急雪壁にシャフトを刺しやすくていいです。
少し雲が切れて
雪稜のナイフエッジと青空がチラ見できました。
途中に雪壁が大きく割れている所があります。
先行パーティはここを右から雪壁を行きましたが
私たちは左側の雪稜から登りました。
そのおかげで１０人ほどを一気に抜きました。（＾＾）
雪稜を登って行くと第２岩峰が見えてきます。
ここでも１０人ほどが大渋滞。
女性がフォローで登っていたのですが
何度も落ちて全く登れません。
全員通過まで待っていたら何時間待たされるか分からないので
右側に回り込んだ岩壁を登ろうとしましたが
少しオーバーハングしているので
ゲストの方がフォローで苦戦すると予想できたので
岩壁からトラバースして
垂直に近い急雪壁を巻いて登りました。
これで見えていた先行パーティは全部抜いたことになります。（＾＾）
登るにつれてガスが薄くなって明るくなってきました。
最後も急雪壁が続きます。
そして見上げると終了点の雪庇が見えてきました。
雪庇はもう切り崩されています。
最後の雪庇を抜ける所です。
登り切ったらオキの耳の看板の真横に出るので
たくさんの登山者がビックリしていましたよ。（笑）
写真もたくさん撮られました。（笑）
ここから見下ろすと東尾根の雪稜が迫力満点で見えるのですが
今日は残念ながら見えません。
５時に指導センターをスタートして
１０時４０分頃にオキの耳に登頂しました。
雲の切れ間から山々が見えてきました。
奥の人がたくさんいるのがトマの耳です。
トマノ耳を目指して登ります。
今日は日曜と言うこともあって
登山者が無茶苦茶多いです。（笑）
トマの耳に到着。
写真撮影は順番待ちでした。（笑）
トマの耳からオキの耳を見た所。
昔は、オキの耳からマチガ沢へ
ショートスキーで何度も滑降していました。
下記の写真は昔、オキの耳からマチガ沢へドロップする直前のものです。
奥のピークはトマの耳。
私もずいぶんと老けましたね。（笑）
下山は天神尾根を下りました。
奥に見えているピークがオキの耳で
右側の稜線が東尾根です。
手前の稜線は西黒尾根。
ロープウェイに乗って
駐車場に着いたのは１２時半頃でした。
今回参加の女性の方は体力がかなりあって
スムーズに登ることができたので
順調に登攀することができました。
下山後は あしま園 でランチタイム。
雪山の後はカレーの山です。（笑）
今日はお疲れ様でした。
明日は八ヶ岳／赤岳主稜ガイドの予定ですが
伊豆／城山南壁に変更となりました。
