2019年11月29日(金)晴れ

今日は広沢寺でマルチピッチクライミング(中級)講習会です。

お二人参加の予定でしたが、お一人が都合によりキャンセルになったのでマンツーマンとなりました。

今朝はかなり冷え込んでいます。

広沢寺の紅葉もいい感じになってきました。

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前回、マルチピッチクライミング(初級)講習会を受けていただいたのが結構前だったため、午前中は手順の復習をすることになりました。

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ビレーポイントの作成には色々と流儀がありますが、私が講習会で教えるのは長年、本番クライミングで安全に登れる様に工夫してきた技術です。

安全、確実、スピーディにできるような手順になっています。

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懸垂下降でザイルを結ぶのはオーバーハンドノットなのですが、写真の様にオーバーハンドノットを2つ着くっているクライマーを良く見かけます。

結び目を小さくするためのオーバーハンドノットなので、こうなると結び目が大きくなるので全く意味がありません。1つ作れば十分です。

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懸垂下降でシュリンゲにロープを直接セットするときは流動分散。

流れが悪い場合は捨てカラビナをつけます。

必ず引きザイルは下。上から引くと押さえられてロックしてしまいます。

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初心者と懸垂下降する場合はあらかじめセットしておいて確実に確認してから下降します。

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手順を思い出してもらってから実践練習。

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3ピッチで上部まで登ります。

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ビレーポイントの状況によってセット方法が色々と異なります。

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日陰は寒いですが太陽が当たるとポカポカ。

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懸垂下降でザイルを投げる場合は、一工夫した絡まない投げ方があります。

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鎖などでつながっていないボルト2本のビレーポイントでは必ず流動分散を作ってからそこにセルフビレーを取ります。

懸垂下降のザイルはボルト2本に必ず通します。

良く、ボルト1本でセルフビレーを取って、もう1本のボルトで懸垂下降をしている人をよく見かけますが、これは自殺行為。

万が一ボルトが抜けたら終わりですよ。

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2本目は2ピッチで。

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手順も段々となれてきました。

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マンツーマンだったので今日はじっくりと学んでいただきました。

今日は寒い中お疲れ様でした。

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