2020年5月23日(土)

緊急事態宣言が出ているため岩場の使用も自粛となり各種クライミング講習会もできない状況のため、自宅に各種ビレーポイントを作成して講習会ができる環境を整備しました。

今日は初の自宅での講習会となります。

第1回目の講習会は、お一人参加でリードクライミング基礎講習会を開催です。


まずは各種ビレーポイントの作成方法から。

ビレーポイントの状況によってトップロープのセット方法が変わってきます。

ハンガーボルト2本で120cmシュリンゲじか掛けの流動分散。

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ボルト2本で60cmシュリンゲの流動分散。

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ボルト3本の流動分散。

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リングボルトが浮いている場合のタイオフ。

シュリンゲでインクノットを作成。

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リングボルトの根元にかけます。

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そして流動分散。

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オーバーハンド+カラビナの固定分散。

オーバーハンドの結び目の間にカラビナを1枚入れておくと締まっても外しやすくなります。

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支点4本を使って流動分散。

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次はリードのクリップ練習。

ゲートの向きが左右、手が左右でできなければなりません。

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慣れるまでひたすら反復練習します。

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練習場はこんな感じです。

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ハンガーボルト2本だけの場合のセルフビレイはボルト1本だけで取るのは駄目です。

抜けたら終わりです。

流動分散をしてからセルフビレーを取ります。

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次はトップロープのセット方法。

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掛け替えのロワーダウンの回収。

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セルフビレーの解除は下降直前に。

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リングを使っての懸垂下降。

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ロープを解いた時に落とさないようにロープをハーネスに固定。

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ロープのセンターが来るまで引っ張ります。

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そして懸垂下降。

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ノーマルカラビナを残置して下降する場合。

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環付カラビナの残置。

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ノーマルカラビナ1枚の場合はテーピングテープでゲートをロックします。

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リングボルト3本の場合の懸垂下降支点のセット方法。

ロープの流れが悪くなりそうなら環付カラビナも一緒に残置します。

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ロープの流れがよければそのままでもOK。

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残置するロープはダブルフィッシャーマンノットで繋ぎます。

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懸垂下降の失敗は命に関わるので、残置シュリンゲなどに不安がある場合は全て撤去して新たに作り替え躊躇せずに残置します。

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ケミカルアンカー2本のみの支点での懸垂下降用ロープのセット方法。

よく1本のアンカーでセルフビレー、もう1本のアンカーのみで懸垂下降をしているクライマーをよく見かけますが、それは絶対にやってはいけません。万が一抜けたら終わりです。

ロープは必ず両方に通します。

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最後に登りながらのクリップ練習。

まだクライミングボードが完成していませんので鉄塔にヌンチャクをあらかじめセットしておいてクリップの練習。

トップロープで確保しておいてロープを吊して登りクリップの練習をしました。

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登ったのは10mほどです。

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今日はマンツーマンでしたのでじっくりと練習していただきました。

技術講習会場合はこの練習場では色々な場合を想定してビレーポイントなどを作ってありますので、実際の岩場に行かなくても内容の濃い練習ができます。

今日はお疲れ様でした。

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