2020年9月5日(土)晴れ

今日は広沢寺でハーケン、ボルトの打ち方、カム類のセット講習会を開催します。

6月から何度か計画していたのですが全て雨で中止になってやっと開催することができました。

まずは各種カム、ハーケン類の説明から。

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広沢寺の鯨岩に各サイズのクラックがあるのでここで色々なカムのセット練習。

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どういう場所でどうセットすれば安全なのかをしっかりと覚えてもらいます。

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次は各種ハーケンの打ち方、回収方法の練習。

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ハーケンを叩いてある程度抜きやすくしておいて、最後に回収用のヌンチャクをハンマーに付けて左右に振りながら抜きます。

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浅打ちハーケンにはシュリンゲでタイオフにします。

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墜落してハーケンが抜けた場合に落とさないためにバックアップシュリンゲ(緑)を掛けておきます。

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ハーケン打ち、シュリンゲのセットまで片手でできる様に練習。

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タイオフ専用ワイヤーの使用。

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ハンマーの先で引っ掛けて抜きます。

ただし最後はシュリンゲを掛けておかないと抜く勢いでハーケンが飛んで行くので要注意。

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色々なリスに各種ハーケンを打って回収の反復練習。

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スカイフックのセット方法。

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しっかりとした岩角に引っ掛ければアブミに乗っても外れません。

しかしアブミの乗り方にコツがあります。

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ハーケンが打てるリスが無い場合はラープを打ち込みます。

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これだけ刺されば意外と効いていますが、ラープはアブミの前進用支点にはなりますが中間支点にはなりません。

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極小リスにはこのラープ。

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ほんの数ミリしか食い込んでいませんがちゃんと打てばアブミに乗っても抜けません。

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スカイフックの一種のタロン。

3種類の形状の違うフックが付いています。

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この穴であればかなり効きはいいです。

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最後にジャンピングを使ってリングボルトの穴開けの練習。

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ボルト先端のチップがしっかりと効いた状態でボルトが根元まで入るように穴の深さを確認しながら穴を開けていきます。

広沢寺の様な柔らかい岩なら10分も頑張れば1本分の穴は空きますが、岩が硬いと1時間かかっても半分しか空かない場合もあります。

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アルパインルートに行ってもカム、ハーケン類がしっかりと使えると万が一の場合でも安心して対処することができます。

午後からは雷雨予報がでていたので少し早めに切り上げましたが、結局、夕方まで雨は降りませんでした。

今日はお疲れ様でした。

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