今日はG藤さん、H原さんのお二人にご参加いただいて貸切で技術講習となりました。

内容はお二人が日頃から疑問に思っている事にお答えするのがメインになります。

ロワーダウンする場合に残置の環付カラビナが古くて開かない場合にカラビナを2枚捨てて下降するときのセット方法。

RIMG8588

懸垂用のリングボルトがある場合は下の写真のやり方は厳禁す。

どちらも1本にかけてあるので抜けたら終わりですね。

RIMG8589

懸垂用のリングボルト2本にロープを通し、セルフビレーは流動分散を作ってからセットします。

RIMG7585

ハンガーボルトに直接ロープをセットするのも厳禁。

RIMG8591

このハンガーボルトの場合は捨て縄をセットしてからロープをセットします。

ダブルフィッシャーマンノットで捨て縄を結ぶ。

RIMG8592

このままロープを通すのは厳禁。

アメリカンデストライアングルと呼ばれています。

RIMG8593

捨て縄を流動分散にしてからロープを通す。

引きロープは必ず下側にします。

RIMG8594

ダブルロープなら色が違うので引きロープが分かりますが、シングルロープで懸垂する場合は引きロープが分からなくなるので注意が必要です。

1 最初に引く側のロープを確認。

RIMG8595

2 ビレーデバイスの右側の穴に引く側のロープを通す。

RIMG8596

3 懸垂下降が終わって着地したらロープを外す前にビレーデバイスの右側に通した引きロープにオー   バーハンドノットを作り目印にしておく。

4 全員の懸垂下降が終わったらオーバーハンドノットが付いているロープを引き抜く。

RIMG8597

リングボルトに懸垂用ロープを直接通すのも厳禁。

RIMG8598

この場合も捨て縄をセットします。

RIMG8599

RIMG8600

シングルロープの下降手順は同じ。

RIMG8601

RIMG8602

RIMG8603

貧弱な支点でのビレーポイントの作成。

浅打ちのハーケンやリングボルトなどは必ず細引きを使ってタイオフにしてから流動分散でセット。

固定分散は厳禁。

RIMG8590

捨て縄&捨てカラビナのセット方法。

カラビナ2枚の場合はゲートを逆にする。

RIMG8608

環付カラビナは環をしっかりとしめて1枚で。

RIMG8609

カラビナ1枚の場合はゲートが開かない様にテーピングテープで固定する。

RIMG8610

スネークノットの結び方。

RIMG8611

これで捨て縄&捨てカラビナの1セット。

RIMG8612

トップロープの支点作成。

ボルト2本の場合の流動分散。

D環を使用する場合。

RIMG8616

D環を使用しない場合。

RIMG8619

ボルト3本でD環を使用する場合。

RIMG8625

RIMG8626

タイブロックでフィックスロープの登り方。

RIMG8629

RIMG8630

RIMG8631

ボルト2本だけのビレーポイントでのセルフビレーの取り方。

必ず流動分散を作ってセットする。

RIMG8632

環付カラビナのヌンチャク。

バックアップに使ったりと色々と使えるので1本あると便利です。

RIMG8635

流動分散でボルトが1本抜けた場合。

RIMG8636

シュリンゲが延びますが外れることはありません。

RIMG8637

固定分散でボルトが1本抜けた場合。

RIMG8638

シュリンゲが延びることはありません。

RIMG8639

この流動分散と固定分散の比較ですが、流動分散は支点を抜けにくくするために使います。

固定分散はボルトが抜けたあとの安全を考えたセットです。

どちらを優先するかと言えば、ボルトが抜けないようにセットするのが当然優先ですね。

なので支点構築は流動分散が最優先です。

その他も色々と学んでいただきました。

講習も後半になってきた頃にゲリラ豪雨がやってきました。

RIMG8633

土砂降りの雨と雷で道路があっという間に川になってしまいました。

RIMG8640

明日は八ヶ岳/小同心クラックガイドなのでこれから諏訪市まで移動です。

各地でゲリラ豪雨になっているのでどうなるか??ですね。

今日はお疲れ様でした。

講習内容を忘れ無い様にしっかりと復習をお願いします。

バナー1

バナー3