雪上技術講習会

2020.03.29 天神平クライマーのための雪上技術講習会

2020年3月29日(日)雪~曇り

今日はクライマーのための雪上技術講習会を開催です。

通常は立山で2日間で開催するのですが、近場で参加したいとのことで谷川岳の天神平スキー場で開催することとなりました。

4名の参加の予定でしたが1人がキャンセルで3名にご参加いただきました。

前日の夜から雪が降り続き一晩で50cmほどの積雪となっています。

講習は天候の回復を見越して開始を2時間遅くしました。

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ロープウェイ駅を出発して最初の尾根まで登ります。

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ご覧の通りかなりの積雪です。

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準備をして早速、講習会を始めます。

今日の講習会の内容は下記のとおりです。

1 確保 
 (1)セルフビレー(ピッケル、デッドマン、スノーバー)
 (2)スタンディングアックスビレー
 (3)腰からみ
 (4)肩からみ

2 登攀
 (1)スタカット
 (2)コンテニュアンス

3 コンテで雪庇やクレバスに墜落したときの対処方法 
 (1)引き上げ用アンカー&バックアップのセット
 (2)引き上げ(1/3)

4 雪壁での懸垂下降
 (1) ピッケルを使い、下降後に回収する。
 (2) ピッケル、バイルを使い、下降後に回収する。
 (3) ペグ、ベニア板等の使用。
 (4) スノーボラード
 (5) 不安定雪面で確保しながらの懸垂

5 ショートローピング
 (1) 登行
 (2) 斜上
 (3) トラバース
 (4) 下降
 (5) ロープの持ち替え

最初にショートローピングから始めました。

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セット方法、歩き方、確保のしかたを説明して実際に確保しながら歩きます。

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昨日までの雪面ならある程度固まっていて講習には丁度良かったのですが、今日はドカ雪のために歩いてもラッセルになってしまいました。

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次は雪面での各種確保方法。

肩がらみ。

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スタンディングアックス。

アックス側のザイルを脇の下から出すのと肩から出すのとの制動力の違いを比べます。

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それほど大差はないですね。

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ピッケルでのセルフビレー。

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雪面が固い場合のスノーバーのタイオフ。

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デットマンのセット。

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氷河や雪庇で先頭が墜落した場合の確保と引き上げ方法。

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アンカーとバックアップをしっかりとセットして1/3で引き上げます。

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今回は便宜上、確保は右の方だけですが、通常のセットは2人とも同じ方法でセットしておきます。

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先頭が墜落したらピッケルで借り固定。

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引き上げ用アンカーのセット。

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借り固定を外してバックアップアンカーのセット。

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そして1/3又は1/5で引き上げます。

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ロックンロール、タイブロック、プーリーを使うとかなり抵抗が少なくなり引き上げが楽になります。

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ランチタイムの時には天候も回復してきて谷川岳が見えてきました。

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次は懸垂下降の練習。

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スノーボラード。

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しっかりとザイルが雪に食い込むように穴を掘ります。

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自作のアンカー用のアルミプレートを使用。

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これでも十分懸垂下降できます。

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ピッケルで懸垂下降して回収する方法。

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ザイルを引けばピッケルが抜けて落ちてくるので要注意。

固い雪の場合はちょっとしたコツがいります。

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最後にショートローピングの復習を少し。

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今回は雪山のクライミングで使う技術だけの講習会でした。

コンテでの引き上げ方法などはちょっと手順が複雑な所もあるので復習をしっかりとお願いします。

今回は大雪でどうなるか心配でしたが予定通りの内容で開催できました。

今日はお疲れ様でした。

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クライマーのための雪上技術講習会

この雪上技術講習はクライマーが安全に雪山登攀するために

各種技術を学んでいただくための講習会です。


【講習案内】

(日程) ご希望の日程で1泊2日
  ※ ご希望があれば1日の夜行日帰りでも実施しますが料金は変わりません。

(場所) 立山/室堂~雷鳥沢周辺

(時期) 4月下旬~6月中旬
  ※ 年によって残雪量が変わりますので雪がある時期まで開催します。

(対象) 雪山でのクライミングに興味のある方。
      これから始めてみたい方。
      雪山経験者でさらなるレベルアップをしたい方。     
  ※ 山岳会などグループ単位での貸切講習も実施しています。

(料金) 5万円 (1名) + 6万円 (ガイド諸経費/交通費、宿泊費、食費など)
  ※ ガイド諸経費は参加者の人数割りでいただきます。

(人数) 最大4名
  ※ 最低2名から実施しますが、どうしてもお1人での参加をご希望される方は
     2名分の料金で実施いたします。



【講習内容】

講習はかなり濃い内容となっていますので2日間での講習となります。

1 雪上歩行
 (1)キックステップ、アイゼン
   (登行、斜上、トラバース、下降)

2 滑落停止
 (1)各種体勢からの停止
   (頭上、頭下、前転、後転)

3 スノーバー、デッドマンの使用方法

4 確保 
 (1)セルフビレー(ピッケル、デッドマン、スノーバー)
 (2)スタンディングアックスビレー
 (3)腰からみ
 (4)肩からみ

5 登攀
 (1)スタカット
 (2)コンテニュアンス

6 コンテで雪庇やクレバスに墜落したときの対処方法 
 (1)引き上げ(1/3)
 (2)自己脱出

7 雪壁での懸垂下降
 (1) ピッケルを使い、下降後に回収する。
 (2) ピッケル、バイルを使い、下降後に回収する。
 (3) ペグ、ベニア板の使用。
 (4) スノーボラード
 (5) 不安定雪面で確保しながらの懸垂

8 ショートローピング
 (1) 登行
 (2) 斜上
 (3) トラバース
 (4) 下降
 (5) ロープの持ち替え
 (6) 2人の場合
 (7) 2人以上の場合

9 スタカットで雪壁を登攀

10 負傷者をツェルト梱包しての搬出方法


今回ご紹介する写真は

以前に開催した講習会での古い写真なので

私もまだ髭がありません。(笑)




まずは雪上歩行から

雪上訓練と言えば滑落停止が定番になっていて

かなり重点的に練習しているのを見かけますが

滑落停止よりも重要なのが

絶対に転倒しないための確実な歩行技術です。

転倒した場合には瞬間的に滑落停止の態勢を取らなければ

まず止まることはありません。

そのためにもしっかりとした歩行を学んでいただきます。




そして各種滑落停止。


どんな体勢からでも

滑落停止の態勢が取れるようになっていただきます。




ピッケル&バイルでのアンカーの作成方法。








スノーバーでのアンカー作成方法。




デッドマンでのアンカー作成方法。




アンカーを作成したら

メインザイルでセルフビレーを取ります。




スタンディングアックスビレー方法。




雪庇での滑落やクレバスへの墜落を止めて引き上げるための

コンテニュアンス方法。




トップのクライマーには

実際に雪の壁を飛び降りてもらいます。(下部は飛び降りても安全な場所です)




態勢を整えて衝撃を吸収し

ピッケルでアンカーを作成します。




アンカーができたら

トップの加重をアンカーに移します。




そしてバイルなどを使用して

引き上げ用のアンカーのセットをします。




ミニトラクションなどを使用して

1/3引き上げシステムを作成し

滑落した先頭クライマーを引き上げます。




この技術では

雪質に合わせて

いかにアンカーを確実に作るかにかかっています。


いい加減に作った手抜きアンカーでは

簡単に抜けてしまいます。








せっかくここまで引き上げたのに

トップのクライマーはこのような事になります。(笑)






ピッケル、バイルを使用した懸垂下降方法。




懸垂下降をした後にピッケルバイルを回収する方法。






今まで学んできた技術を全て使って

2人1組でコンテで雪壁を登って行き

最後に垂直の雪壁を登ります。












途中でセカンドに滑落してもらい

スタンディングアックスビレーで止めます。




そして最後の課題は

ちょっとオーバーハングした雪壁のクライミング。




ピッケル、バイル、スノーバー、シュリンゲなど

手持ちの装備を駆使しながら登って行きます。


登っているのは私です。








失敗しても下は柔らかい雪なので大丈夫です。(笑)




オーバーハング気味の雪壁を無事に登り切りました。






最後の総仕上げの雪壁クライミングで

この雪上技術講習会は終了です。


これからクライマーを目指す方、

現役クライマーで更にレベルアップしたい方がいらっしゃいましたら

各種技術を細かく指導いたしますので

是非、講習会にご参加ください。





クライマーのための雪上技術講習会(2日目)

2017年6月14日(水)晴れ


昨日に引き続き

今日もクライマーのための雪上技術講習会です。

今日は日帰り参加の方と合流して

雷鳥荘周辺で実施します。


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山々をバックに

まずは各種雪上歩行から。


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一通り実施した後に

色々な雪面を上り下りしてもらいます。


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急な雪面でのキックステップやピッケルワーク。


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万が一失敗して落ちても

雪が柔らかいし下部の傾斜は緩いので安全です。


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急斜面のトラバース。


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続いて滑落停止。

まずはお尻で滑ってからの停止。


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次は前のめりに倒れてからの停止。


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続いて前転してからの停止。


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一休みしてから

各種ギアを使用しての確保方法。


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デッドマンでのアンカーの作り方。


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スノーバーのセット方法。


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全体重をかけても抜けなければOK。


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次は急雪壁の真下までリードして

スタンディングアックスビレー。


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スノーバー2本を使用して確保支点を作成して

ジジでセカンドの確保。


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スノーボラードでの懸垂下降。


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ピッケルでの懸垂下降。

下降後にザイルを引いてピッケルを回収します。

しかし、上からピッケルが降ってくるので要注意です。


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クレバスや雪庇から墜落した時の

停止方法と引き揚げ方法。


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トップに垂直の雪壁から飛び降りてもらいます。


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かなりの衝撃がくるので

衝撃を吸収して引きずり込まれないように踏ん張ります。


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仮固定用のアンカーを作ってザイルを仮固定し

引き上げ用のアンカーを作成します。


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引き上げ用のアンカーができたら

仮固定用のアンカーを抜き

バックアップアンカーに作り替えます。


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そして1/3引き上げシステムをセット。


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それでも重ければ

1/5引き上げシステムをセットして引き上げます。


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今度はトップとのザイルの間隔を少し短めにして

垂直の雪壁を飛び降りてもらいました。


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ザイルの伸びが少ないので

かなり引っ張られます。


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引きづりこまれないように

さっきの手順で引き上げ用アンカーをセットします。


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今回は1/3引き上げシステムで上がってきました。

この講習ではミニトラクション、タイブロック、プーリーを使用しましたが

持っていなければ手持ちの装備で

アンカーはガルーダ結び、マッシャ+カラビナで引き上げシステムを作ります。

ただし抵抗が大きいので引き上げにはかなりの労力が必要です。


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最後にショートローピング。

急な雪壁を上り下りします。


下りでスリップしても確実に止めます。


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これで今回のクライマーのための雪上技術講習会は全て終了しました。

2日間とも最高の天気に恵まれて

日差しが痛いぐらいでしたが

素晴らしい景色の中で十分にトレーニングしていただくことができました。


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今回は遠い所まで来ていただきましてありがとうございました。

本当にお疲れ様でした。


クライマーのための雪上技術講習会に興味のある方は

こちらをご覧いただいてお申込み下さい。



立山もまだ残雪がかなり多いので

まだしばらくは開催することができます。


室堂に向かう途中で雷鳥が出迎えてくれました。(^^)

雷鳥沢と命名されていることもあり

今回は数えきれないぐらいの雷鳥を見ることができました。


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剱岳も綺麗に見えましたよ。(^^)

左側の稜線は早月尾根です。


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クライマーのための雪上技術講習会(1日目)

2017年6月13日(火)晴れ


今回はクライマーのための雪上技術講習会を

立山の雷鳥沢周辺で開催します。


当初は先週の予定でしたが雨のために1週間延期となりました。

5人参加の予定でしたが延期になったこともあり

今回は3名で開催です。


1日目~2日目の通し参加は2名で

2日目に1名が日帰りで参加となります。


私は立山から入山して室堂を目指します。

立山では曇り空で今にも雨が降り出しそうでした。


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ライブカメラを見てみると

室堂周辺は雲海の上で素晴らしい青空が広がっています。



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ケーブルカーからバスに乗り継いで室堂へ。

雪の大谷ではまだまだ高い雪壁が残っていました。


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室堂は青空が広がっていて

雪の照り返しで暑いくらいです。


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集合までに時間があったので

立山蕎麦で腹ごしらえ。(^^)


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今回参加のご夫婦は扇沢から入山されて

無事に合流しました。


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立山の景色を楽しみながら

雷鳥沢へ向かいます。


そしてさっそく雪上技術講習会開始。


まずは雪上歩行のキックステップから。



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直上、下降、斜上、斜下などを

スムーズに歩けるようになるまで繰り返します。


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最後はちょっと急な雪壁での歩行練習。


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続いて滑落停止。


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今回はアイゼンを付けていないので

足も含めてからだ全体で制動をかけます。


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これぐらいの雪質なら

ピックを刺すよりも

ピッケル全体で雪を押さえた方が制動がかかります。


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そしてスタンディングアックスビレー。


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ピッケル、バイルをアンカーにして流動分散で確保支点を作ります。


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スノーボラードでの懸垂下降。


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自作アンカーでの懸垂下降。

小さくてもこれぐらいの雪質なら

しっかりと埋めれば抜けることはありません。


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最後にピッケルでの懸垂下降。


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懸垂下降の降り始めは

ピッケルが抜けないように姿勢は低く。


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最後にザイルを引いてピッケルを回収します。


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最後にショートローピング確保。


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この内容の講習を繰り返して練習してもらいました

今夜の宿は雷鳥沢ヒュッテです。


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平日と言うこともあって

今日は3人で貸切でした。(笑)

温泉で疲れをとってから夕食です。


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夕食の後はここで宴会が始まりました。(笑)

明日に響かない程度に。。。(笑)


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2日目に続きます。


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クライマーのための雪上技術講習案内

この雪上技術講習はクライマーが安全に雪山登攀するために

各種技術を学んでいただくための講習会です。


【講習案内】

(日程) ご希望の日程で1泊2日
  ※ ご希望があれば1日の夜行日帰りでも実施しますが料金は変わりません。

(場所) 立山/室堂~雷鳥沢周辺

(時期) 4月下旬~6月中旬
  ※ 年によって残雪量が変わりますので雪がある時期まで開催します。

(対象) 雪山でのクライミングに興味のある方。
      これから始めてみたい方。
      雪山経験者でさらなるレベルアップをしたい方。     
  ※ 山岳会などグループ単位での貸切講習も実施しています。

(料金) 4万円 (1名) + 6万円 (ガイド諸経費/交通費、宿泊費、食費など)
  ※ ガイド諸経費は参加者の人数割りでいただきます。

(人数) 最大4名
  ※ 最低2名から実施しますが、どうしてもお1人での参加をご希望される方は
     2名分の料金で実施いたします。



【講習内容】

講習はかなり濃い内容となっていますので2日間での講習となります。

1 雪上歩行
 (1)キックステップ、アイゼン
   (登行、斜上、トラバース、下降)

2 滑落停止
 (1)各種体勢からの停止
   (頭上、頭下、前転、後転)

3 スノーバー、デッドマンの使用方法

4 確保 
 (1)セルフビレー(ピッケル、デッドマン、スノーバー)
 (2)スタンディングアックスビレー
 (3)腰からみ
 (4)肩からみ

5 登攀
 (1)スタカット
 (2)コンテニュアンス

6 コンテで雪庇やクレバスに墜落したときの対処方法 
 (1)引き上げ(1/3)
 (2)自己脱出

7 雪壁での懸垂下降
 (1) ピッケルを使い、下降後に回収する。
 (2) ピッケル、バイルを使い、下降後に回収する。
 (3) ペグ、ベニア板の使用。
 (4) スノーボラード
 (5) 不安定雪面で確保しながらの懸垂

8 ショートローピング
 (1) 登行
 (2) 斜上
 (3) トラバース
 (4) 下降
 (5) ロープの持ち替え
 (6) 2人の場合
 (7) 2人以上の場合

9 スタカットで雪壁を登攀

9  負傷者をツェルト梱包しての搬出方法


今回ご紹介する写真は

以前に開催した講習会での古い写真なので

私もまだ髭がありません。(笑)


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まずは雪上歩行から

雪上訓練と言えば滑落停止が定番になっていて

かなり重点的に練習しているのを見かけますが

滑落停止よりも重要なのが

絶対に転倒しないための確実な歩行技術です。

転倒した場合には瞬間的に滑落停止の態勢を取らなければ

まず止まることはありません。

そのためにもしっかりとした歩行を学んでいただきます。


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そして各種滑落停止。


どんな体勢からでも

滑落停止の態勢が取れるようになっていただきます。


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ピッケル&バイルでのアンカーの作成方法。


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スノーバーでのアンカー作成方法。


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デッドマンでのアンカー作成方法。


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アンカーを作成したら

メインザイルでセルフビレーを取ります。


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スタンディングアックスビレー方法。


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雪庇での滑落やクレバスへの墜落を止めて引き上げるための

コンテニュアンス方法。


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トップのクライマーには

実際に雪の壁を飛び降りてもらいます。(下部は飛び降りても安全な場所です)


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態勢を整えて衝撃を吸収し

ピッケルでアンカーを作成します。


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アンカーができたら

トップの加重をアンカーに移します。


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そしてバイルなどを使用して

引き上げ用のアンカーのセットをします。


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ミニトラクションなどを使用して

1/3引き上げシステムを作成し

滑落した先頭クライマーを引き上げます。


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この技術では

雪質に合わせて

いかにアンカーを確実に作るかにかかっています。


いい加減に作った手抜きアンカーでは

簡単に抜けてしまいます。


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せっかくここまで引き上げたのに

トップのクライマーはこのような事になります。(笑)


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ピッケル、バイルを使用した懸垂下降方法。


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懸垂下降をした後にピッケルバイルを回収する方法。


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今まで学んできた技術を全て使って

2人1組でコンテで雪壁を登って行き

最後に垂直の雪壁を登ります。


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途中でセカンドに滑落してもらい

スタンディングアックスビレーで止めます。


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そして最後の課題は

ちょっとオーバーハングした雪壁のクライミング。


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ピッケル、バイル、スノーバー、シュリンゲなど

手持ちの装備を駆使しながら登って行きます。


登っているのは私です。


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失敗しても下は柔らかい雪なので大丈夫です。(笑)


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オーバーハング気味の雪壁を無事に登り切りました。


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最後の総仕上げの雪壁クライミングで

この雪上技術講習会は終了です。


これからクライマーを目指す方、

現役クライマーで更にレベルアップしたい方がいらっしゃいましたら

各種技術を細かく指導いたしますので

是非、講習会にご参加ください。


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