登山・クライミング

北陸~関西~東海クライミングツアー(その2)


2016年10月11日(火)晴れ


今日の岩場は

彦根郊外にある 芹谷屏風岩。

石灰岩の全景壁で

かなりグレードの高いルートが揃っているらしい。


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入山口がいまいちよく分からずに

一度、行き過ぎてしまった。


この金網の裏側にあったので

見逃してしまったみたいだ。


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通りすがりの地元のオジサンに聞いて

ようやく入口を発見。


看板も出ていないし

初めてだとわかりずらいね。


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踏み跡をたどって行ってもなかなか岩場が出てこない。

どうやらまた行き過ぎたらしい。


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また引き返して分岐を探して

急登を登って行く。


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急斜面のフィックスロープをたどっていき

やっと岩場に到着。(笑)


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ほとんどのルートが全景壁でかなり手ごわそう。(笑)


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まずは手頃そうなルートを登ってアップ開始。


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そしてグレードを上げて登って行く。


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上まで登ると気持ちいいね~。(^^)


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トップロープをセットして

相棒がしばし練習。


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ぶら下がっても

これだけ体が離れるので

結構な全景壁だと言うのが良く分かる。


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ザイル袋の上に大きなヒルを発見!!


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ヒルはいるし蚊もたくさんいて

決して快適とは言えないけれど

岩は面白い。(笑)


腕がパンパンになったところで終了~。


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下山して走っているとこんな店を発見!!

彦根がチャンポン発祥の地とは知らなかった。


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野菜と肉たっぷりのチャンポンは美味でした。(^^)


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そして今夜は愛知県まで移動して

ルートイン豊川インター に決まり。


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1人なのになぜかツインベットルーム。

広くて快適だけどね。(笑)


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近くに居酒屋が無いので

しばらく歩いて探してみるが

いまいちの店ばかり。。。


しかたないのでここに入ったけれど

お酒も料理もいまいち。。。


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少しだけ飲んで

ホテル近くの蕎麦屋へ移動。

なんとか地酒を置いてあったので飲んでみたが

いまいちだった。(笑)


今夜は久しぶりに外してしまった。

今回のツアーは今夜で最後なので

次回のクライミングツアーに期待しよう。(笑)


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明日は愛知県の岩場へ。

(その3)へ続く。。。


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北陸~関西~東海クライミングツアー(その1)

2016年10月10日(月)曇り


CJ-1石川のレースの後は

北陸~関西~東海のクライミングエリアの視察へ行く事になっている。


まず最初の岩場は

富山県立山にある 雑穀谷の岩場 へ。


天気予報ではかなり怪しい天気で雨が降りそうな雰囲気があったが

なかなかこちらに来る機会もないので

とりあえず行く事にした。


今日は曇っていて寒気も入っているらしく

朝からかなり寒い。


立山駅から称名滝へ向かう道路から枝道へ入ると

すぐに岩場が見えてくる。


アプローチは駐車場から

なんと10秒もかからない。(^^)

素晴らしい岩場だ。


ここがメインの岩場で

難易度の高いルートもそろっている。


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雲行きも怪しいので

さっさと簡単なルートでアップしていく。


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後で、今登っている左横にある縦のフレークを登る。


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続いてフレークルートの ジョーズ に取付いた。

フレークまでの下部は簡単だが

ハング気味のフレークは

パワーをセーブして登らないとかなりきつい。


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ホールドは大きいのでグイグイと登って行く。


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かなり長いルートで30m弱ぐらはあったかも。

でも、なかなかパワフルで楽しいルートだった。


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続いて ウィリー見学 を登る。


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写真は無いが

最後にスーパークラックに取付いて終了。


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もっとゆっくりと登りたかったが

今日は200kmドライブで

琵琶湖のほとりまで行かなければならないので

早めに切り上げた。


途中で目についたラーメン屋に飛び込みで入ってみる。


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味噌ラーメンを注文したが

なかなか美味しかった。

飛び込みは外れが多いが

今日は大当たり。(^^)


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北陸道を南下して

長浜から琵琶湖の畔へ。


なんとかギリギリ琵琶湖の夕日に間に合ったね。(^^)


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今夜の泊りは南彦根のスーパーホテル。


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さて、お楽しみの地元の料理と地酒の店へ。


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以前、マイアミのシクロクロスレースに出た時に

一度行ったことがあるお店。

改装されていて最初は分からなかった。。。(笑)

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まずビールで乾杯!!



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地酒がたくさんあるのがうれしい。


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お通しはサツマイモ。


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地酒をいただきます。


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料理も丁寧に作ってあってみんな美味しい。


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レンコンのフライとタルタルソースがまた美味しい。


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チーズフライ


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次の地酒。


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出し巻き卵。

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モツ煮。

日本酒がすすむな~。


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また違う地酒。


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最後の〆はラーメンの代わりに

たらこパスタ。


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地酒と料理を堪能。

明日は彦根の岩場へ。

(その2)へ続く。。。


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小川山クライミング!!

2016年7月19日(火)晴れ


月曜日は晴れていたので

に奥多摩の天王岩に行ったら

乾きが遅いようで岩がビショビショ。


しかたないので河又まで足を延ばしたけれど

ここもビショビショ。。。

結局、引き返して

クライミングジムを登って終了~。


その憂さ晴らしに今日は小川山へ行くことになった。(笑)


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3連休の直後と言うこともあって

駐車場はガラガラ。

岩場もガラガラで超快適。(笑)


今日は西股沢対岸へ。


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まず最初に兄岩から。


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青空が綺麗だね~。(^^)


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今日は俺がオールリードで登り

体調不良のマーちゃんがトップロープで登る。


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下部を2本登ってから兄岩の上部へ。

ここで1本登って次はおばさん岩へ向かう。


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サイコロ岩はチョット遠いしアプローチが良くないので

今回はパス。

前に登ったけれど、よくあの岩は落ちないよね。(笑)


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兄岩の上部から少しトラバースしたら

すぐにおばさん岩。

小さな岩だけどルートは面白い。

ここは3本登って次へ。


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続いて少し上にある父岩へ。

タジアンⅡはかなり長くて楽しいが

下降は2Pになった。


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金峰山荘がどんどん小さくなってくる。


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次は小川山物語。

5.9と簡単だけれど

ボルトの間隔がかなり遠い。


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続いて母岩へ。


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ここでは2本登った。


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このハング越えは楽しい。


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妾岩を回って弟岩の上部へ。


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このルートもグイグイ登れて楽しい。


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岩峰の上部から見る景色は最高。


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今度は一度戻ってからリバーサイドへ移動。

このルートはムーブが多彩でいい感じだ。


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もう何本登ったかな??

グレードは高くないけれど

今日は12本ぐらいは登って

岩場めぐりは終了~。


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帰りはナナーズに寄って

川上村特産のレタスを買い込んで帰路についた。

明日はクライミング講習会です。


今日もお疲れ様でした~。


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谷川岳/一ノ倉沢/二ノ沢本谷~マチガ沢滑降

2002年3月9日(土)晴れ

<日程>     2002年3月9日(土)
<場所>     谷川岳/一ノ倉沢/二ノ沢本谷~マチガ沢滑降
<メンバー>   ARIアルパインクラブ/有持真人、藤川勝人
<使用ギア>  (ピッケル/バイル) シモンスカッド 
           (アイゼン) BD/セイバーツゥース
           (板) ショートスキー(99㎝) マイクニックモデル
           (靴) コフラック/バーチカル(プラブーツ)
<行動>
駐車場(04:30)~一ノ倉沢出合(05:10/05:30)~二ノ沢本谷出合(06:00)~
東尾根(08:55)~オキノ耳(09:15/10:10)~マチガ沢出合(10:55/11:10)~
駐車場(11:30)

<行動時間>  (全行程) 7時間15分
           (登攀)  2時間55分/二ノ沢本谷出合~東尾根
           (滑降)  45分/オキノ耳直下~マチガ沢出合

 今回の山行は、先月、烏帽子大氷柱に行った時、

二ノ沢本谷の大滝付近にかなり大きな氷瀑が確認できたため、

この氷瀑を登攀後、本谷をオキノ耳まで登り、状況がよければ、

まだ初滑降されていない二ノ沢本谷をショートスキーで滑降すると言
う計画である。

 3月2日(土)に同じルートに行こうと水上まで行ったが雨に降られてしまい中止
となったため、再度、仕切直しで谷川へと向かう。

気象データを見ると、

週末は天気は良いが暖気の流入によってかなり気温が上昇しそうだが、

9日の午前中までは、寒気の残りがあるためルンゼ登攀でも大丈夫そうであった。

と言う事で、予定通り二ノ沢本谷に決定した。


しかし、気温が上昇する前の午前中に全て片づけなければならない。

03:30頃に天神平駐車場に到着した。

多くのクライマーが出発準備をしている。

我々も早速、準備をして04:30に出発する。

一ノ倉沢出合へ向かう道はヘッドランプの列ができており、

相当数のクライマーが入山するようだ。


トレースがしっかりついており、あっという間に一ノ倉沢に到着。

一ノ倉沢出合では15人ぐらいが準備をしていた。

05:30に出合を出発。

もうヘッドランプはいらないぐらい明るくなってきた。

出合付近は、一ノ倉尾根から出たものすごい量のデブリが山のようになっている。


東尾根へ向かう団体パーティ、3スラへ向かうパーティなど先行がかなりいる。

テールリッジは雪がかなり悪く、アプローチで敗退しているパーティがいた。

一ノ倉沢の雪質は、

先週末に降った雨によってクラストした雪面の上に

木、金で降った新雪がかなり積もっており、完全に弱層ができている。


今日は、雪崩の巣の二ノ沢を延々と詰める訳だが、

まだ気温が低いし太陽は当たらないので何とかなるだろう。


一ノ倉沢沢出会いを進んでいく。

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テールリッジの基部。

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これから登る2ノ沢を見上げる。

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左から衝立岩、烏帽子岩、4ルンゼ、3ルンゼ。

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06:00に登攀開始。

大きなクレバスを左側から越えてひたすら登っていく。

単独の先行がいたが、左俣へ向かうと言う事で途中で分かれる。

右俣の奥には二ノ沢右壁の氷瀑が見事に氷結している。


二ノ沢の状況は、

やはりクラストした雪面の上に新雪が積もっている。

しかし、北面の太陽が当たらない場所なので

クラストした箇所が多く、雪崩の危険は全く感じない。


ちょっとやばいクレバス帯。

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中央が4ルンゼ。ここは2003年2月に滑降した。

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二ノ沢中間部。

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一番やばい危険地帯が近づいてきた。

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いい加減ふくろはぎが痛くなってきた頃に大滝に到着。


ルートの核心部、ここで雪崩が来たら逃げ道は無い。

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一ノ倉沢から見えていた左側の氷瀑は

写真では大きく見えるが

取付に立ってみるとスケールが小さく、

グレードも部分的にV級程度であったため登攀意欲がわかなかった。


早く登り切らなければ雪崩の危険が大きいので

この氷瀑の登攀は中止してそのまま本谷を登る事にした。


この時点で登攀用具一式はボッカ訓練用の重りと化した。

胸のラッセルで大滝に向かう。


ノーザイルで有持から取り付く。

グレードは、IV+15m程度だが、

ザイルに登攀用具一式、ショートスキーが付いたザックが重く、

ふくろはぎが痛くなってくる。

上部はIII級の氷瀑だが、半分ぐらいは新雪で埋まっていた。


スピードが必要なのでザイルは使わずフリーソロで登って行く。

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藤川が取り付く頃になって、

上部から太陽の当たる岩壁の雪が落ちてきて、

チリ雪崩が出始める。

藤川が危うくたたき落とされる所だったらしい。


二ノ沢上部から見た国境稜線。

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 大滝を越えてからは、

遙か上部に見える東尾根のスカイラインを目指してひたすら登っていく。


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二ノ沢上部に太陽が当たる前に抜けなければ確実に雪崩が来る。


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上部からの雪崩を警戒しながら一気に登って行く。


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右の岩壁に太陽が当たってチリ雪崩が多くなってきた。

急がないと。。。


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ドンドン標高を稼いでいく。

あともう少しで安全地帯だ。


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上部は太陽が当たりはじめていたが

雪崩を食らう前になんとか二ノ沢を登り切った。


他のパーティの話によると

昼前には二ノ沢で大きな雪崩が出ていたらしい。


国境稜線には雪庇がかなりでている。

雪庇が切れたあたりから国境稜線へとはい上がる。


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いい加減飽きた頃に東尾根の第2岩峰上部に到着。

東尾根を登攀している団体パーティはまだ全然見えないし、

東尾根にはトレースは全く付いていない。


東尾根上部。

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09:15オキノ耳に到着。

一ノ倉沢出合からノンストップで4時間15分だった。


さて、今度は二ノ沢本谷をショートスキーで滑降する予定だったのだが、

大滝から下部があまりにもアイスバーンが多く、

とうてい滑降できる状態ではなかったし

雪崩も出始めていたので

二ノ沢本谷は中止して、マチガ沢滑降に変更する事にした。


とにかく、気温が上昇しないうちに

さっさと滑降してしまわなければならない。


谷川岳山頂からオキノ耳側に出ている雪庇が落ちていたので、

最初は、山頂から雪庇の切れた所に突っ込もうと思ったが、

弱層のあるあの傾斜の斜面に突っ込む気にはなかなかならず、

突っ込むならオキノ耳直下のコルからになる。


雪質をチェックした所、

ちょっと微妙でやめるか行くかしばらく悩んだ。。。

この時にやめておけばよかったのだが。。。

結局、突っ込むことに決めた。


オキノ耳から見た谷川岳(トマノ耳)とマチガ沢。

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 まずは、有持から滑降を開始。


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このあたりの雪はまだ腐っていない。

一番狭いノドの雪面は、傾斜が約50~60度ぐらい。


微妙な弱層ができているため

自分の落とした雪と共に落ちるような感じで滑降していく。


雪が落ちた後はアイスバーンが現れ気が抜けない。

時々止まって、

上部から雪崩がこないか確認しながら核心部を越えた。


谷川岳山頂から見た滑降コース(緑ライン)

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 次に藤川が滑降開始。

アイスバーンで転倒して落ちたらしいが

滑落停止を決めて何とか止まったようだ。


核心から下部は

遙か下までデブリとアイスバーンが続いている。


デブリはまだ柔らかいためだましだまし滑降できるが、かなり疲れる。

東尾根側からの雪崩に注意しながら滑降するが、

途中で小さな雪崩に足をすくわれて50mほど流された。


何となく嫌な気配がしたため、

マチガ沢の中心を滑るのはやめて

西黒沢側にある岩沿いの急な雪面を滑降していく。


途中で嫌な予感がして振り返った所、

東南稜のあたりから大きな雪煙が上がっているではないか・・・。

藤川は全然気づいていない。

「雪崩だ!!」

上にいる藤川に怒鳴る。

藤川があわてて逃げる。

私に向かって雪煙が覆い被さってきた。


右側の尾根に上がるように滑り込み

引きはがされないようにピッケルを思い切り突き刺し、

スキーを雪に蹴りこみ、

雪壁に張り付く。

すぐに雪煙に巻き込まれた。


風圧がものすごく今にもはがされそうだ。

雪崩の飛沫が全身をたたく。

必死で雪壁にしがみつく。

不思議と以外に冷静で、状況がよく分かる。


明るくなって雪崩がおさまった。

振り返ると藤川も大丈夫そうだ。


私の足下10㎝ぐらい下の雪壁が

大きくえぐり取られている。

間一髪助かった。


マチガ沢全体が雪崩れるぐらいの大きな一発で、

遙か彼方の緩傾斜帯までデブリが続いていた。


滑降前の積雪チェックで

微妙な感じだったのが的中してしまった。

危険を感じて

雪崩から逃げられるようなラインどりをしていたので

運よく助かったが、

チョット判断を間違えば

確実に雪崩にやられていたので

今回の雪質チェックの判断は大反省しなければならない。


いくら天気が良くて突っ込みたくても

ダメなときはダメだ。

これからもエクストリーム滑降は続けていくので

生き残るためにも

二度と同じミスはしないようにしなければ。


このようなクライミングや滑降を

無事に続けていくためには

悪条件の時の的確な判断と

あきらめが肝心だ。


これを身を以て感じた滑降だった。


マチガ沢を埋め尽くす雪崩の跡。

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雪崩の後は気を取り直して

デブリの中を次の雪崩を警戒しながら下っていく。


緩傾斜帯からは、比較的快適に滑降できるが、

二ノ沢本谷の延々と続くつま先登りで足が疲れているのと、

今回、全く使わなかった

無用の長物の登攀用具一式の入ったザックが重く、

滑降するのも結構疲れる。


このあたりで後続のスキーヤーが快適そうに追い越していった。

やはり長い板は楽そうだ。

マチガ沢出合付近では傾斜が緩く、

おまけに雪が腐ってきたため

ショートスキードではほとんど滑らないので、

よけい疲れるため、板を外して歩く事にした。


10:55に出合に到着。


藤川と今日の無事帰還を祝って堅い握手を交わす。


出合で先ほどの先行スキーヤーが休憩していたので少々話を話をする。

マチガ沢を滑降するかどうか躊躇していたが、

我々が突っ込んで行ったのでつられて突っ込んだらしい。


一休みして、完璧な高速道路と化した道を駐車場へと向かう。


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今回使用したショートスキー。

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今回の山行では、一ノ倉沢/二ノ沢本谷の初滑降を狙っていたが、

本谷を登ってみて今まで未滑降だった理由ががよく分かった。

やはりアイスルートと言う事もあり、

氷結した部分が多すぎて、

とうてい滑降の対象にはならないためだ。


それに大滝は懸垂下降をしなければ絶対に下れなし、

ジャンプで越えられる場所でもない。


もし狙うとしたら2月の大雪が降った直後で、

雪崩を覚悟で突っ込めば可能性はあるかもしれない。



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北穂高岳/滝谷/C沢左俣(初滑降)

この記録は2002年3月28日の記録で、


に掲載していたのですが、

プロバイダーの変更などのために

リンク切れになっていたものを再編集したものです。

HPで作成するよりも

ブログでアップした方が簡単に作業ができるので

他のリンク切れなどの記事は

今後、こちらにアップしてリンクしていきたいと思います。


この記録は ROCK&SNOW にも掲載されています。

2002年3月28日(木) 晴れ

<日時>   2002年3月28日(木)日帰り
<場所>   北穂高岳/滝谷/C沢左俣
<メンバー> ARIアルパインクラブ/有持真人、藤川勝人
<使用ギア> FREE TREK(旧型)
          コフラック/バーチカル(プラブーツ)
<行動> (全行程)15時間10分 (登攀)6時間30分 (滑降)45分
新穂高(02:05)~滝谷出会(05:15/05:45)~稜線(12:15/13:00)~滝谷出会(13:45/14:15)~新穂高(17:15)

<記録>

 最初は、3月26日~28日で北鎌尾根を登攀して、槍ヶ岳の山頂から滑降する
予定であったが、26日~27日の気圧の谷の通過で大雨となってしまい、計画は延
期となってしまった。

 各種気象データを見ると、28日は天候が回復して、午前中は寒気が残りそうだと
判断できたため。槍ヶ岳の次に計画していた、「滝谷/第4尾根~B沢滑降」の日
日帰りアタックに変更する事にした。

 雪崩の巣である滝谷を出会から登っていくため、今の時期では気温の高い日のアッ
タックは雪崩に巻き込まれる確率が高くなるため危険が大きい。しかし、28日は気
圧の谷の通過後に弱い寒気の流入があり、午前中一杯は比較的気温が低くなって雪が
しまり、雪崩の危険が少なくなると予想できたため滝谷アタックに出発する。

 自分なりに決めたアタックの条件としては、滝谷出会で気温が-5℃以下であること、
出会での雪の閉まり具合が深いところでもスネ以下であること。合流点手前のゴルジュ
帯を気温が上昇するまでに通過する事。日が陰るとアイスバーンになってしまうため、滑
降開始が遅くても14:00以前になる事。第4尾根を登攀するためには、取り付きのスノー
コルに09:00までに到着する事と決めて、条件をクリアできない場合には適宜、ルート
の変更をして行く事にする。

 新穂高の駐車場に着いて02:05に出発する。今日は14夜と言う事もあり、月が
雪山を照らし出して幻想的である。雪が少ないと思っていたが結構雪が多く、林道の
ゲートから先は雪上歩行となる。

 気温が低いため、雪も適度にしまっていて歩きやすい。ノンストップで滝谷出会まで
歩く。05:15に出会着。所要3時間10分。

 出会での気温は-10℃とこの時期にしてはかなり低い。気圧の谷の通過後の一
時的な冬型も収まり、月あかりが綺麗だ。新雪が10㎝ほど積もっているが、雪のし
まり具合もよく、滝谷に突っ込む事に決定する。

 出会から少し入ったところから雄滝にかけてものすごいデブリとなっている。27日の
気圧の谷が通過した時に出たものだろう。気温が低いのでデブリも硬く固まっている。

出会いから見た滝谷

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デブリの中を登って行く。

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あちこちに氷瀑ができていて登ってみたい衝撃にかられる。

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あちこちデブリだらけ。

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滝谷の雪崩が集中する一番の危険地帯。

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 その上部の枝沢からは、チリ雪崩がひっきりなしに出ているが、通過に支障がある
ほどのものではない。雪崩がきたら逃げる場所もないゴルジュから合流点にかけても
デブリがものすごい。


あちこちからチリ雪崩が出てくるので気が抜けない。

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滝谷の岩壁が見えてきた。

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危険地帯を無事に通過。

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正面がD沢で奥が涸沢岳方面。

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 太陽が昇ってきたが、滝谷は北面にあるため午後ちかくにならないと太陽はあたら
ないので登攀は午前中が勝負だ。ここまでは雪がしまっているため、標高差300m
を1時間のペースで登ってきた。

 合流点からは各沢がよく見える。滑降予定のB沢は2/3ぐらいが雪崩の後の
アイスバーンが出ている。気温が低い時には滑降は厳しいだろう。


B沢のカリカリのアイスバーン。

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B沢はほとんどがアイスバーンになっていた。

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 とりあえず、第4尾根をの取り付きのスノーコルへ向かうため、C沢を登っていく。
2600m地点まで登ったところ、どうもすぐ横の枝沢に入ったらしい。早めに気が
付いたので急雪壁をトラバースをしてC沢に戻る。

 途中でラッセルがきつくなり以外と時間がかかってしまった。スノーコルの下部につ
いた時には09:50になっていた。


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正面が滝谷第4尾根。

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この時間から第4尾根に向かうと登攀開始が10:30になってしまう。

これでは、滑降する時には陽がかげってしまい。急斜面の
滑降は厳しくなるし、帰宅が午前様になる恐れがあるため、第4尾根は中止して
C沢左俣を稜線まで登る事にした。


滝谷第4尾根の下部岩壁。

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 C沢左俣は雪が深く、多いところで腰のラッセルとなり、1時間で標高差100m
程度しか登る事ができない。しかし、アイスバーンの上の積雪にもかかわらず、気温
が低いため、雪の結合状態が良く、簡単な弱層テストをしてみても雪崩れる気配はほ
とんど感じられない。

C沢左俣全景。

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C沢の途中から見た笠ヶ岳~双六岳~三俣蓮華岳方面。

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C沢左俣上部でかなり傾斜がきつくなってきた。

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終了点まであと一息。

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右端が笠ヶ岳で奥が白山。

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 12:15にC沢を登りきりドームと北穂高岳の中間ぐらいの稜線に到着。遠くには
槍ヶ岳がよく見える。


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滝谷ドーム壁。

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三俣蓮華岳方面。

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 滑降ルートだが最初はB沢の予定であったが、以外と滑降距離が短く、傾斜も
緩いしアイスバーンが多かったため、雪質がよく滑降距離のかなり長いC沢左俣の
滑降に変更した。


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 この時点で稜線での気温は-5℃。滝谷全体も太陽が当たってきた。C沢左俣
からC沢本谷までの標高差300mはラッセルで苦戦した雪だか、しまっていた雪も
適度にゆるんできて、滑降するには申し分ない雪質である。

 13:00に滑降開始。雪を蹴散らし左俣を快適に飛ばすとアッという間に二俣に
到着。ここまでの最大傾斜は約50度。雪質がいいので、あまり傾斜は感じなかった。

滑降直前(有持)、最大傾斜は約50度。

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滝谷第4尾根取り付きのスノーコル。

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C沢本谷に合流してからは、パウダー、アイスバーン、デブリが入り交じっている。
C沢出合付近が傾斜が急なアイスバーンになっていた。合流点付近のデブリ帯は
太陽のおかげで雪がかなり柔らかくなっており、比較的滑りやすい。


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さて、一番の危険地帯であるゴルジュから雄滝までの滑降である。小さい雪崩
れが時折出てくるので、雪崩れの様子を見ながら突っ込んでいく。ここは太陽が
当たらないため、デブリやアイスバーンも固く、素早く駆け抜けたくてもなかなか
進まない。

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登るときにはなかったデブリが凄い。

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 滑降しやすいラインを見極めて突っ込んでいく。雄滝の雪崩れが通過した後の
急なアイスバーンは、横滑りを応用して一気に滑り降り、最後の大きなデブリ帯に
突っ込む。ここでは谷全体がデブリで埋まっており、自分の身体と同じぐらいのデ
ブリもあり、チョット苦戦した。


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 最後は、緩傾斜になってきた雪面を直滑降で滝谷出合まで滑り降りた。滑降
時間は45分。今回は、写真撮影をかなりやったため結構時間がかかってしまっ
たが、途中で休まずに一気に駆け下りれば稜線から出合まで15分もあれば十
分だろう。


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 しかし、滝谷から涸沢岳/西尾根を普通に下山すると半日コースだが、FRE
E TREKを使えばアッという間に駆け下りる事ができ、スキーの威力は大きいと
改めて感心してしまう。

 滝谷出合からの下りは、川沿いをFREE TREKをはいて下降して行ったが
、白出沢出合から林道に戻るまで延々とラッセルする事になり非常に疲れた。


 林道は、ある程度FREE TREKで滑降できたので結構早かった。新穂高
には17:15に到着。今日の全行程は15時間10分であった。予定していた第
4尾根は登れなかったが、久しぶりのハード山行で十分に充実した1日であった。


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今回、滑降に使用した全長88cmのFREE TREK初期型。

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自分で使いやすいように改造した足首のアタッチメント。

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 C沢/左俣は、すでに何人かのスキーヤーに滑降されているが、全て雪の安定し
ている5月以降の残雪期の記録であり、アプローチは出合からではなく、一般道か
らのものであり、出会いまでの完全滑降では無く上部のみの滑降である。

そして、最後に記録が発表されたのは18年前との事であった。

 今回の、クライミングで言う冬季(12月1日~3月31日)の雪崩れが集中す
る季節に、新穂高より日帰りで、滝谷出合から直接アプローチして稜線まで滝谷を登り
上部から滝谷出会いまで完全滑降したのは我々がはじめてである。

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 連日100%雪崩が起きる雪崩の巣である滝谷を、
出会いからアタックして滑降するためには、
雪崩に合う確率を減らすためにも、十分に天候、雪質を調べる必要があります。

 今回のアタックに際して、
私は約1ヶ月間、穂高岳周辺の天候データーを取り続け分析していき
、最終的に各種気象データを見て入山直前に積雪状態を最終分析して、
アタック日がベストコンディションになるように天候を見極めました。

アタック日の天候を見極めてた結果と、実際の雪の状況を紹介します。

<予測概況>

 27日に気圧の谷が通過し、穂高でも2500m付近まで雨が降り、気圧の谷の
通過後は一時的に冬型となり、標高の高い所では新雪が多いところで50㎝は積も
っていると思われる。

 気圧の谷の通過後は寒気が流入してきて一時的に冬型になるが、次の移動性
高気圧の速度が速いため冬型もすぐにおさまり、28日の午前中は気温がかなり
下がるが、寒気も足速に通過し、太陽が昇ると気温が一気に上昇すると思われる。

<予測できた雪の状態>

 -20℃という真冬並の寒気の影響で、23日~24日にかけてかなりの降雪が
あり、26日時点で少なくても50㎝以上の新雪が積もっていたと思われる。

 27日の気圧の谷の通過時に気温がかなり上昇し、2500m付近まで雨になり、
雨で湿った新雪が雪崩れとなってほとんど落ちてしまう。

 雪崩れの後は、下にある弱層のアイスバーンが現れるが、まだ降雨中のためこの
アイスバーンが雨のため柔らかくなる。

 そして、寒気が流入してきたところで、雨から雪に変わり、この柔らかくなった、
アイスバーンの上に新雪が積もる。本当ならアイスバーンの上に新雪が積もると完
璧な弱層ができてしまうが、雨で柔らかくなっているところに新雪が積もったため、
柔らかいアイスバーンと新雪の結合状態が良くなり、見た目は完璧な弱層となる
が、アイスバーン上の新雪が雪崩れるおそれはないと判断した。

 一時的な冬型による新雪は、栃尾のアメダスデータから分析すると、寒気による
降雪量は標高の高いところで50㎝以上はあると思われる。

 27日20:00頃には降雪もやんでいて、その後は寒気により気温が下がる。

 そして、高気圧の接近によって雲が取れたあとには早朝にかけて放射冷却のた
めにさらに気温が下がり、雪の結合状態はさらによくなってくる。

<実際の雪の状況>

 滝谷出合では、新雪は10㎝程度だが、雨によりできたアイスバーンが固くしま
っており、靴の沈み具合はクルブシ程度。

 雄滝下部には各沢から出たデブリが集中しており、大デブリ帯となっていた。

 雄滝は、雪崩れに洗われたアイスバーンが出ており、固くしまっていた。

 雄滝上部~ゴルジュ~合流点にかけても雪崩れが集中していたためデブリ帯
となっていた。

 B、C、D沢とも2500m付近まで雪崩れた後がありアイスバーンがでている。特
にB沢は沢の2/3がツルツルのアイスバーンとなっていた。

 2700m付近から雪が深くなり、C沢左俣では腰のラッセルとなる。雪の表面は
少し固まり、柔らか目のモナカ雪状態となっていた。

 C沢左俣を滑降してみると、エッジが引っかからない程度に雪面が少ししまって
いるので新雪にもかかわらず、雪崩れを誘発する事はなかった。雪崩は自分が
崩した雪が落ちて行く程度。

 滑降開始時間が遅く夕方になっていれば、左俣のモナカ雪がさらに固くなり、滑
降はかなり困難だっただろうと思われる。

 合流点までは、チリ雪崩れが少しある程度で危険は全く感じなかった。

 合流点から雄滝下部までは、ゴルジュとなっているため両サイドから雪崩が
集中していたが、特に大きな雪崩れはなかったため、雪崩れのタイミングを見
計らいながら滑降した。


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