土曜日はオーバーワークで群馬実業団カップに参戦して更に足に疲れを溜めてしまった。
日曜日の緑山のためにも少しでも疲れを取っておかなければ。。。
帰宅してからお風呂に熱めのお湯をためて足を一度温めておいて、その後に太ももからふくろはぎにかけて冷たい水をかけて痛くなるくらいまで一気に冷やす。
これを何度も繰り返した。
これで少しは疲れが取れたかも。。。(笑)
さて今日は土曜の群馬実業団カップに続いて「緑山MTB5時間耐久」レースだ。
今年に入って12戦目のレースで、今回で11連戦目だったかな?(笑)
土曜の雷雨とはうって変わって快晴で気温も上がりすがすがしい天気。(^_^)
スタートは11:30なのだが試走が07:30からとなっている。
さすがに土曜の疲れが残っているので早朝から出発する元気はないので試走はパスすることにした。
疲れはピークに達しているし5時間のクロスカントリーなんて未知の体験だし今日は無理しない程度に走らなければ。。。
緑山スタジオでのレースは去年の秋に1時間のレースに参戦したことがある。この時は2位になったが今日はどうなることやら。。。
Team ARIからは最初は今田さん、渓さん、岡村さん、松川さんが参戦する予定だったが結局、俺と油谷さんの2人が参戦することになった。
5時間耐久にはソロ、3人チーム、4人チームの3クラスがある。
チームクラスにはかなりの人数がエントリーしているのにソロには17人しかエントリーしていない。
やっぱりこのアップダウンの激しいクロスカントリーコースで5時間も走ろうなんて思うのはよほど「超M」の人か脚力に自信のある人達に違いない。(笑)
受付に行くと俺のゼッケンが無い!!
誰かに間違えて渡しているらしい。
誰かに間違えて渡しているらしい。
スタート前からトラブルだ。
どうなることやら。。。
新しいゼッケン「865」番をもらう。
エントリーリストと番号が違うため後でトラブルの無いようにスタート前にリストを持っている役員の何人かに念を押して確認しておいた。
いつもアミノカップ、MTBカップで一緒にバトルをしている小田島さんと受付前で再会。
話によるとアミノカップとかでエリートクラスでエントリーしている速い人も一緒に走るらしい。
まぁ今日は疲れているので順位は気にしないで今の脚力に合わせた走りをしていこう。
この5時間耐久レースは6月にある「王滝MTB100km」のトレーニング。
と言うことで当然ピットインはせずにノンストップで走りきるつもりだ。
補給はと言うとキャメルバックにいつものスペシャルドリンクを1リットル。
食料はフレーム用の弁当箱に小さい羊羹4切れ、小さく切ったパワーバー1本、梅干し4個。
ジャージのポケットには小さいクリームパン2個とウィダーインゼリーを1個詰め込んだ。
かなり少なめだが俺のカラダは燃費がいいのでこれだけ持って行っても余るくらいだ。
スタート直前に試走ができると言うことで1周だけ走ってきた。
う~登りで足が重い。。。(笑)
コースは去年のレースとは一部変わっているし奥の登りのコースが追加になっていて、かなりの傾斜のある登りが3カ所になっていた。
どうなることやら。。。
選手招集がかかる。
スタートラインにはエントリーの受付順で整列するらしい。
俺は油谷さんと並んで2列目。
早めに申し込みしておいて良かった。(笑)
今日の作戦は。。。
5時間のレースなので他の選手は前半はスピードを抑えて走るだろう。
俺は足がどこまでもつか分からないので前半の脚力の残っているうちに周回数を稼いでおくことにする。
そして後半は気力でひたすらゴールを目指すだけだ。
予想周回タイムから計算したら周回数にすると40周近くになるので他の選手との戦いと言うよりは自分との戦いになるだろう。
さぁいよいよスタート!!
一斉スタートなのでスタート直後の混戦で落車がなければいいと思った直後!!
目の前を走っていた2人の選手が接触して落車。
長いストレートでかなりスピードが乗っていたのでバイクが前転した勢いで空中を舞って俺に向かって飛んできた。
やばい!!
アミノカップ第1戦での落車が頭に浮かぶ。
バイクが目の前に浮いている。
瞬間的にハンドルを切った。
飛んできたバイクのタイヤが俺の右腕をかすっていく。
間一髪!!
飛んできたバイクをかわした。
あのバイクがカラダに直撃していたらと思うとゾッとする。
あのバイクがカラダに直撃していたらと思うとゾッとする。
俺のすぐ横を走っていた油谷さんは落車したもう一台のバイクをなんとかかわしたみたいだ。
ホッ!!
落車した選手は大丈夫だろうか??
そのまま何事も無かったかのように山のコースへと入っていく。
出だしは5~6番手ぐらいだったかな?
さぁ前半は一気に行くぞ!!
最初の登りで何人か抜く。
ソロの選手はやはり前半はスピードを抑えて走っている。
飛ばしているのはチームの選手。
ソロの選手がいないか近くにいる選手のゼッケンをよく確認しながら走っていく。
ソロは800番台、3人チームは300番台、4人チームは400番台だ。
コースはと言うと
① 長いメインストリートを抜けると山の中に入っていく。
② 1番目の急な登りを登り切ったら一度平坦な場所まで下る。
③ 最初の登りより更に傾斜のある2番目の登りを登ってテクニカルな下りを下ってから登り返すがここは段差があってバイクを押さなければ通過出来ない。
④ 少し広めの下りで一気にスピードをつけて登りをハイスピードで登り切ると次は下り基調になる。
⑤ 100mほどのコンクリートの直線が終わって下りトンネルを抜けると3番目の登りだ。
⑥ この登りは1番目の登りより少し傾斜があるくらい。
⑦ 次ぎに下って登りきったら樹林地帯を抜けて視界が一気に開ける。
⑧ 土砂を積んで作った高い山から一気に下る。この下りはスピードも乗って気分最高!!
⑨ 土砂の山を回り込んでチェックポイントを通過して1周終了。またメインストレートに入って行く。
とこんな感じだ。
2周目に入ったところで俺の前を走っているのは1人だけ。
1番目の登りでその選手を抜いたがチーム参加の選手だった。
結局、俺が総合トップで走ることに。。。
ちょっと飛ばしすぎたか~。(笑)
足は相変わらす重いが今の所、快調に回ってくれている。
先攻している選手もいないのでスピードは出し放題でマイペースで走れるので快適だ。
1周のタイムは6分~7分以内ぐらいかな??
しばらくすると周回遅れの選手が出始めた。
足が回ってくれているうちに抜けるところでガンガンと抜いて周回数を稼いでおかなければ。。。
1時間経過してもまだ俺が総合トップらしい。
メインストレートではチーム選手が次々とピットインするが俺はハイスピードで駆け抜けていく。
羊羹一切れと梅干し1個を食べて更にダッシュ!!
この調子で走れば2時間まではいい感じで走れそうだ。
2時間以上になるとクロスカントリーコースでは未知の世界なのでカラダがどこまで持つだろうか??
ちょっと心配になる。(笑)
緑山のクロスカントリーコースはアップダウンが激しいしシングルトラックなので周回遅れの選手を抜くときにはダッシュの連続。
どんどん脚力が消耗していく。
王滝は100kmといえども淡々と走ればいいので今回と比べるとずいぶんと楽だ。(笑)
もう何周回したか分からないぐらいで惰性で走っているだけ。
タイムカウンターを見てもなかなか時間が減っていかないのが恨めしい。(笑)
とそんなとき。。。
「アリさん頑張れ~!!」
と声が聞こえてきた。
今回、風邪のため体調不良でDNSした今田さんが娘さんと二人で応援に来てくれた。
まさか応援に来てくれるとは思っていなかったのでビックッリし!!
応援のおかげで疲れた足にパワーが出てきた。
結局、スタートから2時間半ぐらいまで俺が総合トップで走っていたらしい。
しかし、、、
もう俺の足も限界に近づいてきたのかだんだんとスピードが落ちてきた。
そうこうしているうちに811番の選手に抜かれる。
例のエキスパートクラスで走っている速い選手だ。
これで次々と同じクラスの選手に抜かれて行くのかな?と思っていたがその後、ソロの選手は誰も追いついてこない。
ソロ選手はみんな俺と同じ状況でボロボロなんだろう。
今田さんに小田島さんとのタイム差を計ってもらうと4分差ぐらいらしい。
(その2)へ続く。。。