チームTTに引き続いて次は7時間エンデューロだ。


コース入口で集まることもなく、気がついたらもうスタート地点で招集が始まっている。
慌ててみんなに声をかけてスタート地点へ向かう。
いつものように最前列を確保。(^o^)(^o^)(^o^)


並んでいると前から鶴見さんがコースインしてきたのでご挨拶。(^o^)(^o^)(^o^)
この前はJCRC第1戦で一緒だったし最近、鶴見さんとご一緒する機会が多い。
空模様は雲が多いが太陽も時々顔を出しており
この時点では参加選手はみんな天気予報どおり晴れてくれるものだと信じていたはずだ。(笑)
これがひどいサバイバルレースになるとはスタート前には誰も想像していなかっただろう。
俺のウェアは夏用のメッシュインナーと半袖ジャージ、にパンツ、そして薄手のアームウォーマー
レッグウォーマーはなしで春用の薄いロンググローブ。
少し肌寒いので脚の前面にはレッド3を少しだけ塗り込んでおいた。
先頭にマトリックス集団が並んで10:00にスタート!!
1周目はパレード走行なのでアップがてらまったり走行。
先導車がいなくなって2周目からGO!!
最初はマトリックス集団が先頭を引いていたが
俺も少しずつ前に出て行って鬼引き開始。
しばらく先頭を引いたら集団に戻ってまた先頭に出て行っての繰り返しでレースが進んでいく。
そのうち先頭集団も30~40人ぐらいに少なくなってきた。
高岡選手が何度か登りでスピードアップして集団を小さくしようとしている。
おかげでずいぶんと先頭集団の人数も少なくなってきた。
どこのレースにも必ずいるロードレースにつきものの変な選手が2名ほどいたが
レベルが下がってしまうので相手にせずに無視。
詳細はあえて書かないが、誰でも知っている某有名チームの選手なんだけどね~。
まったく。。。
そうこうしているうちにレースも1時間半ほど時間が過ぎていく。
晴れると思っていた空に黒雲が広がってきて気温が下がってきた。
すると突然、バラバラと言いながら白い固まりが降ってきた。。。
雹だ!!
晴れて少しは暑くなると思っていたのに雹が降るなんて。。。
しばらくするととうとう雨が降り出してきた。
おいおい話が違うぞ!!
最初はポツポツと降っていたのが少しずつ雨足が強まってきて
そのうち土砂降りの雨が降り出した。
第1コーナーの先の長い下りではスピードが60km/h近く出るので
一気に体温が奪われていく。
そのうち雨も止むだろうと期待しながらびしょ濡れになったカラダでレースを続けていくが
寒さに耐えきれなくなった選手が1人減り、2人減りといなくなり
とうとう先頭集団にはマトリックス集団が数名と
7時間ソロの選手は俺を含めて5人ほどになってしまった。
後はチームエンデューロの選手が数名だけ。
俺はとにかく寒さには強いので積極的に先頭に出て鬼引きを続けていく。
そして2時間30分ぐらい経過したときだっただろうか。
オフィシャルのバイクが走ってきて7時間が4時間に短縮されたと言っている。
この状況で7時間走るのは不可能だと思っていたのでホッとしたが
どうせなら3時間にしてほしかった。。。(笑)
時間が短縮されたとはいえ相変わらず強い雨が降り続いている。
さすがに俺も体温が奪われて意識がもうろうとしてきた。
低体温症の前兆だ。。。(泣)
グローブも薄いので指の感覚がなくなり
シフトチェンジがスムーズにできない。
おまけに脚の筋肉がピクピクと痙攣しはじめて筋肉が硬直してきている。
時間の記憶がないが多分3時間を過ぎた頃だった。
最後の坂を登っている時に両足の内股が攣り始めた。
やばい!!
完全に攣ってしまったらDNFは間違いない。
しかしここでスピードダウンして脚を回復させなければ脚全体が攣ってしまう。
泣く泣くスピードダウンしてなんとか脚全体が攣ってしまうのは回避できた。
しかし
最終コーナーの先からのダッシュにはついていくことはできず
とうとう先頭集団から千切れてしまった。(泣)
だが、ここで緊張の糸が切れてしまったらDNFになってしまうのは間違いない。
気合いを入れ直してレースを続行!!
ピットレーン入口を通るたびに
「ここに入ってしまえば楽になれる。。。」
と何度思ったことか。
しかし時間は残り30分を切っている。
ここでDNFしたのでは後々まで後悔することになる。
絶対に最後まで走りきってやると心に決めてペダルを回す。
しかし完璧にカラダが冷え切ってしまい。
第1コーナーの先の下りでは意識が飛んでしまいそうになってきた。
このままの状態で走っていては落車するのは間違いない。
せめてウィンドブレーカーを着ようと思い
残り約20分ぐらいのところでタイムロスは覚悟でピットインした。
ここで緊張の糸が切れてしまったら確実にDNFしていただろうが
バイクを降りてもまだ再スタートする根性が残っていた。(笑)
ウィンドブレーカーは椅子にかけてあったので
慌てて羽織ってチャックを閉めようとしたが
指の感覚が全くなくなっていてチャックが閉められない。
するとチームメイトの石川さんが突然現れた。
どうやら寒さにやられてしまいDNFしてしまったらしい。
石川さんにお願いしてウィンドブレーカーのチャックを閉めてもらった。
そして
テーブルの上に置いてあった小さなクリームパンを食べようとしたが
寒さで口が開かないのでうまく食べられない。(笑)
無理矢理口に押し込んで再スタート。
入賞するためには絶対にしてはならないピットインをしてしまったし
「これで入賞はなくなったな。。。」
とふと思った。
しかし4時間走りきって完走だけはしたい。
ウィンドブレーカーを着たおかげで下りが少し楽になり
登りでも少しスピードが出るようになってきた。
何周か寒さと格闘しながら走る。
(その2)へ続く。。。
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(レース参戦記録)
2010年 http://www.big.or.jp/~arimochi/2010.race.html
2009年 http://www.big.or.jp/~arimochi/2009.race.html
2008年 http://www.big.or.jp/~arimochi/2008.race.html
2007年 http://www.big.or.jp/~arimochi/2007.race.html
2004~2006年 http://www.big.or.jp/~arimochi/race.kiroku.html
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