2011年5月29日(豪雨)
レース当日は03:00に起床。
昨日から降り続いている雨は止む気配はないし
天気予報では大雨が降ると行っている。
また2年前のように大雨洪水警報がでそうな雰囲気だ。
まずは大渋滞するトイレに早めに行って軽量化。(笑)
今日のレースは5時間以上走ることになるので
ちょっと重めの食事内容。
昨日は大きなソースカツ丼を食べたので
お腹に溜まるように赤飯と肉うどん。
これで完璧!!(笑)
レース中はあまり補給しなくてもOK。
04:00にスタート地点に行くと
もう何台もバイクを並べてある。
俺たちも遅れをとらないようにバイクを置いた。
04:30にスタート地点がオープンになるので
いつものように待ちかまえていて
最前列のど真ん中を確保。(笑)
これで後はスタートまでまったりと過ごせる。
何度か軽量化に行って準備万端。
今日のウェアは防寒対策万全な雨天仕様。
まずはスポーツバルムのレッド3を全身に厚塗り。
そしてラッシュガードを着込んでアームウォーマーをつけて
チームジャージを着込む。
そしてシューズの中のつま先には
スキー用のつま先防寒用のネオプレーンのつま先カバーを装着。
グローブはドイトで買ったネオプレーンの作業用手袋。
これでカラダの末端は冷たくない。
レース中にはウィンドブレーカーやカッパなどは着ないで走る。
いよいよスタート時間が近づいてきた。
スタート前には御嶽神社の神主さんが来て
安全祈願のお祓いをしてくれる。
俺はその時ちょうど先頭にいたので
選手代表でお祓いを受けることになった。
無事に事故もなく完走できるようにお祈りをする。
今年の王滝100kmの選手は約500人。
そのうちプロライダーが5人ぐらいエントリーしているし
速いライダーも多いのでどんなレース展開になるのだろうか?
そしていつもの「プワー」と言う気合いの入らない合図で
06:00にスタート!!
100kmは氷ヶ瀬までは先導車の後を走っていくが
この先導車がまた速い!!(笑)
04:00にはバイクを並べてあるので
スタートまでにアップができていないため
氷ヶ瀬までの約4kmでアップをしないと。。。
しかし
雨も降っているし
カラダが暖まる前に林道のスタート位置へ着いてしまった。
先導車がいなくなりレーススタート!!
最初は傾斜が緩い登りなので一気にスピードアップして
一度心拍数を上げておく。
しばらくするとプロライダーを含め9人が先行していった。
ヘアピンコーナーを曲がると一気に傾斜が強くなってくる。
この先頭集団を追いかけていったらマイペースを崩してしまうので
見送ってマイペースに戻して登っていく。
俺が自分に言い聞かせている
王滝で好成績を残すために絶対にやってはいけないこと。
それはスピードの上げ下げを頻繁にやること。
自分のレベルの限界内でやるのなら多少は構わないが
バトルが始まって他の速い選手のペースに惑わされて追いかけたりすると
絶対に後半で付けが回ってきて一気にスピードが落ちる。
特に序盤でこれをやってしまうと
最後まで走りに響いてくるのは確実。
俺はスタートダッシュで心拍数を上げておいて
しばらくして心拍数が落ち着いてからは
最後までマイペースを貫いて走ることにしている。
前に先行選手の背中が見えてこようが、
後ろから後続の選手に抜かれようが
全く気にしないで他の選手はいない物だと思って走っている。
ただし
時々状況によっては駆け引きをしたり
プチバトルになるときがあるので
見える範囲の自分の前後にいる選手の位置だけは把握しておくことにしている。
後はただひたすら
自分の100kmを走り切れる限界ギリギリの負荷でゴールまで走り続けるだけ。
先行の8人の選手が視界から消えたので淡々と1人で走っていく。
現在、総合9位。
コーナーを曲がる時に振り返ると3人ぐらいの選手が視界に入ってきた。
どうやらペースアップして俺を追いかけてきているようだ。
俺は意識はせずにマイペースで走っていると
白いウィンドブレーカーを着た選手が段々と追いついてきた。
そして俺の横に並んだ。
チラッと横目でみると
俺を追い上げてきたので結構辛そうだ。
俺は脚を温存しながら走っているので呼吸も全く乱れていない。
今のうちに少し引き離しておこうと思い
俺を抜きそうになったときに少しスピードアップして並走し
更に脚を使ってもらう。
そして下りに入る手前で俺が一気に前に出て下りで一気にダッシュ。
俺は脚が十分に残っているので
緩い下りではめいっぱいペダリングしてスピードアップしていくと。
この選手は見えなくなってしまった。
作戦大成功。
ずっと降り続いている雨は段々と強くなってきている。
路面が乾いていれば快適に走れる下りでは
路面がずっしりと重く
傾斜が緩い所ではペダリングをしていかないとスピードが出ない。
登りで脚を使って更に下りでも脚を使わなくてはならない。
しばらく走っていると
スタート直後から先行していて
先頭集団から千切れてきたオレンジジャージの選手が視界に入ってきた。
俺は無理にこの選手を追う事はせずに
「自然に追いつけばいいや」
と言う気持ちでマイペースで登っていくと
オレンジジャージの選手の背中が大きくなってきた。
少し走ると下りが始まるし下りで先行されるのは嫌なので
プチダッシュをかけて一気に抜いて俺が先に下りに入った。
さらに下りでもスピードアップすると
この選手も視界から消えていった。
これで現在、総合8位。
この調子で脚を温存しておき
後半に少しずつスピードを上げていけば
前半に脚を使って先行している選手を何人か抜くことができる。
次はグリーンのメリダに乗った選手が視界に入ってきた。
この選手もスタートダッシュで脚を使って千切れてしまったようで
かなり疲れているらしく
俺がマイペースで走っているだけで抜くことができた。
また順位を1つあげて総合7位。
あと1人抜けば総合入賞の圏内だ。
ここまでは予定通り、順調にレースが進んでいる。
寒いので水はほとんど飲むことはないが
とりあえず何か食べておかなければと思い
ベントボックスに入れてある一口羊羹を口に入れた。
そして時々後ろを振り返って見ていると
さっき抜いたオレンジジャージの選手が追い上げてきている。
しかし
俺はあくまでマイペースで走っていく。
しばらくすると
オレンジジャージの選手が追いついてきて俺を抜きにかかった。
顔を見るとかなり辛そう。。。
さっきと同じ作戦で抜かれないように少しスピードアップして並走。
そして
「今日は寒いレースですね~」
と余裕の何気ない顔をして声をかけた。
するとオレンジジャージの選手が何か一言しゃべって
「だめだ~」
と言いながら後方へ下がっていった。
この選手も追い上げでかなり脚を使ったので
限界を超えてしまったのだろう。
そして
第1チェックポイントの34km地点を7位で通過!!
前の選手はどの当たりにいるのだろうか??
雨は更に強くなってきて
林道は川になっているところもある。
なので下りでもペダリングしていかないと
スピードが出ない場所がかなり多くなってきた。
そして下りきって
三浦貯水池横の平坦なコースへ出てくると
路面が本当に重くて走りづらい。
背中のポケットに入れてあった大福餅を口に入れると
ジャリジャリと砂を噛む感触が。。。(笑)
しかたないのでそのまま飲み込んだ。
オレンジジャージの選手は完璧に振り切ってしまったようで
全く視界から消えてしまった。
もうすぐスタートから50km地点になる。
大福餅も食べた事だし
後半戦で何人抜けるか??
と張り切っていたがあんなことになろうとは。。。
(その2)へ続く。。。
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2009年 http://www.big.or.jp/~arimochi/2009.race.html
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2004~2006年 http://www.big.or.jp/~arimochi/race.kiroku.html
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