午前中のアイゼン&ドライツーリング講習会が終わってから同じメンバーでショートローピング講習会を開催です。

ショートロープの技術はガイドがお客様をロープで繋いで歩くのが一般的です。

しっかりと練習しておかなければ、転倒や滑落したときに一緒に引きずり込まれてしまうのでうろ覚えで安易に出来る技術ではありません。

まず最初にセットの仕方から練習します。

ロープを袋に入れて引っ張り出せるようにしてザックに格納。

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ロープの先端にはラビットノットで環付カラビナをセットしておきすぐに使える様にしておきます。

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危険箇所が出てきたらロープを必要な分だけ引っ張り出します。

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必要なロープを引っ張り出したら、インクノットやオーバーハンドノットを環付カラビナに付けてビレーループに固定。

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ループコイルを作って方に掛けてロープをまとめます。

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手にロープのループを作って最期はロープが出ていかないように固定。

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下るときの立ち位置は後。

ロープは常に張っておき張っておきます。

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バランスを崩したらロープを引っ張って転倒する前に止めます。

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登る時の立ち位置は先頭。

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不意に引っ張られてバランスを崩さないように要注意。

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ジグザグに急な所を登る場合はロープの持ち替えなどがあるのでモタモタしていると時間がかかって歩くスピードが上がりません。

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ひたすら反復練習します。

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フィックスロープや鎖場でトラバースなどをする場合には、フィックスにロープを巻き付けて止めるやり方もありますがインクノットでロープにカラビナを掛けてフィックスにセットする方が確実に止るので安全です。

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確保するのが2人の場合は、中間に枝を出してインクノットで環付カラビナをセットします。

枝をある程度の長さで出していないと、どちらかが転倒や墜落した場合にはもう一人が引っ張られて巻き込まれてしまい2人の体重が全部かかってしまうので要注意。

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実際にショートローピングで岩稜や雪壁などを歩く前に確実に出来るまで練習をしておく必要がありますので安易には使わない様にして下さい。

確保に失敗すると全員が一緒に滑落することになってしまいますのでしっかりと練習をお願いします。

今日は午前、午後と盛りだくさんの内容でした。

今日はお疲れ様でした。

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